直ドラで痛恨ミスも…「きょうは池の日」 岩井明愛はダボ3つで『73』
<シェブロン選手権 3日目◇26日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
5つのバーディに3つのダブルボギー。岩井明愛にとってムービングデーは、出入りの激しい一日になった。ただ大きなスコアロスがありながらも「73」にまとめ、トータル1オーバー・38位タイで踏みとどまった。
池が囲む3番パー3でわずか3ヤードのショートサイドを攻めてバーディ。ただ4番パー5では代名詞でもある“直ドラ”の2打目が不発に終わった。トップして目の前に広がっていた池につかまり、結果、ダブルボギーを叩いてしまう。
「エッジまで230ヤードくらいで届く距離。ライもそこまで悪くなかった。でも球を打ちあげようとしてしまって、ヘッドアップとか、体の開きが早くなってしまって。ああいう球が出てしまったけど、いいチャレンジだったと思う」
すると5番は3オン3パットでまたもやダブルボギー。それでも攻撃の手は緩めない。6番で1メートルを決めると、8番パー5では2オン2パットのバーディ。ひとつずつ丁寧に戻していくが、10番でまたも2打目を池に入れ、この日3つ目のダブルボギーを喫した。「(ウッドでの1打目が)ミスショットをしてセカンドが長くなった。番手もギリギリだったので、力が入ったかな」。この日は落としては取り戻して…を繰り返し、13番、18番でもバーディを記録。最後はピンを刺すスーパーショットで観客を沸かせた。
「諦めずに、最後も狙っていっていいショットが打てたので良かった。きょうは池の日でした。もったいないと思ったけれど、バーディもそれなりに取れて、1オーバーで終われたのはよかった」
初日は前半「41」→後半「31」で滑り出し、3日目もアップダウンのある内容だったが、できる限り踏ん張った。「上位に行きたい気持ちが強くて、狙った結果、ミスはしたけれど悔いはない。あしたもガツガツいって、いっぱいバーディを獲れるように頑張ります」。挑戦する気持ちは常にブレない。(文・笠井あかり)
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