西村優菜は“幸せ”かみしめるムービングデー 「これからにつながる一日に」
<シェブロン選手権 3日目◇26日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
持ち越しとなった早朝のスーパーバーディで今季“初めて”決勝ラウンドに進出した西村優菜は、2バーディ・2ボギーの「72」で回った。「満足いくスコアではないですけど、満足いく内容だった。その内容にフォーカスして次につなげたい」。トータル2オーバー・45位タイで最終日へ向かう。
大会2日目は最終9番を残して、午後8時過ぎに第2ラウンドが順延。そして午前7時に競技が再開した。そこでバーディを奪って64位に浮上し、予選通過ラインに滑り込み。目には涙を浮かべていた。「ご飯を食べている間リラックスした。もう一回ストレッチをしたのでそこからです」と、気持ちをムービングデーに切り替えて髪型もチェンジ。午前10時42分に10番からティオフした。
パーオン55.6%(10/18)と耐える場面が続いた。18番でボギーが先に来たが、4番でバーディ。終盤7番パー3でボギーとしても、「絶対に獲りたいと思っていた」という8番でバウンスバックを決めた。「やっぱり怖い(笑)」と苦手意識もあるきょう2回目の9番はパーで終えたが、「難しいシチュエーションのなかで2回連続で(いい球を)打てたのはすごくよかった」と手ごたえが大きく残っている。
今季はここまで、予選カットがあるストロークプレー戦4試合すべてで予選落ち。週末を戦えていることを「うれしいというのが一番」と話す。「毎週予選落ちして、みんなが(コースに)出ていくのを見ながら練習するのがすごく辛かった。いまこうして、ゴルフ場の“中”に入れていることがすごく幸せ」。それがメジャー今季初戦となれば、喜びは一層増す。
これからの連戦につなげるためにも、そして現在108位につけるCMEグローブ・ポイントランキングで急浮上するためにも、大切なラスト18ホールになる。「今大会の最終日って考えても大事な一日だし、これからにつながる一日にもしたい。きょうみたいに、いい内容でゴルフができれば。自分のショットに自信を持つことが大事」。久々の日曜日が、楽しみで仕方がない。(文・笠井あかり)
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