大岩龍一がまさかの告白「首都高でやられまして…」 満身創痍もスコアは完璧?【男子ツアーの“ヒトネタ”】
<前澤杯 初日◇24日◇MZ GOLF CLUB(千葉県)◇6652ヤード・パー70>
ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”ものの中からちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は男子ツアー第2戦の「前澤杯」が行われているMZ GOLF CLUB(千葉県)から。
前澤友作氏が所有する、完全非公開のプライベートコースで開催されている今大会。異例の10日間にわたって行われたプロアマ戦など、話題満載ながらも、詳細はベールに包まれていた。
舞台となっているのは旧・デイスターゴルフクラブ。ゴルファーであれば、一度はその名を耳にしたことがあるかもしれない名門コースだ。距離は6652ヤードと比較的短めに設定されており、「スコア争いは激しくなる」との予想が大勢を占めていた。
その見立て通り、初日から地元・千葉出身の大岩龍一が9バーディ・ノーボギーの「61」を叩き出し、堂々の単独首位スタートを決めた。だが、そのビッグスコアの裏には、意外な事実があった。「体の調子がすごく悪くて…」と、不安を抱えながらの参戦だったという。
「背中と首がめっちゃ痛い」と現状を明かす大岩。試合や練習中のアクシデントかと思いきや、「首都高で後ろからやられまして…。ムチ打ちみたいな感じ」。実は3月初旬に、後続車から追突される交通事故に遭っていた。
「その時は何もなかったんですが、5日後から急に痛み出して」。日に日に悪化する痛みにより、オフ期間中はほとんど練習ができなかったという。そんな満身創痍の状態でシーズン初戦を迎えた大岩は、その後も痛みを抱えながら今大会に臨んでいる。クラブを思うように振れない状況ながら、「パッティングの調子がいい」とグリーン上での粘りでスコアをまとめた。
体調が心配される中でも、本人は前向きだ。「車を変えようと思っていたので、ちょうど良かったです」と気丈に語る。現在はトレーナーの力を借りつつ、回復に努めているという。「なんとかプレーして、伸ばしていければ」。アクシデントを乗り越え、地元での栄冠を目指す。(文・齊藤啓介)
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