〈伊丹十三4K映画祭〉宮本信子とのんが「スーパーの女」上映イベントに登壇
伊丹十三監督の全10作品を、4Kデジタルリマスター版で1週間ずつ上映する〈日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭〉が、2月21日(金)から5月1日(木)までTOHOシネマズ 日比谷・梅田で開催中だ。4月18日(金)にはTOHOシネマズ日比谷で「スーパーの女」上映イベントが行われ、主演した宮本信子と、俳優・アーティスト・映画監督として活躍するのんが登壇した。
宮本は「伊丹さんは俳優と俳優の“間”を大事にする。『スーパーの女』は津川雅彦さんとのボケとツッコミが痛快な映画です」と振り返り、のんは伊丹映画について「社会的なテーマがあり、笑えるシーンもあり、伊丹十三監督の描くイラストのような画作りにしびれます!」と魅力を語る。
さらに、連続テレビ小説『あまちゃん』(2013)で共演した両者の10年以上にわたる交流エピソードも披露。のんが宮本を「現場の空気も変える“スーパー”な存在」と称えると、会場は大いに沸いた。
宮本信子コメント
映画は監督自身が身を削って作り上げたもの。これだけの年数が経っても、10本をギュッと凝縮して上映する映画祭が開催され、たくさんのお客様に観ていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
のんさんは『あまちゃん』の頃から初々しく、一途で、それは今も変わらない。さらに、自分のことをはっきり言える女性になりました。いつもキラキラしていて素敵です!
のんコメント
宮本さんが演じる大胆で快活なキャラクターは、粋で洒落ていてグッときます。朗らかなシーンから緊張感のあるシーンへの切り替わりでは、宮本さんの演技でキャラクターだけでなく、そのシーンその場にいる出演者全員の空気も一変させてしまう姿が“スーパー”かっこいいです。
私がもし伊丹映画のキャラクターを演じさせていただけるなら、「スーパーの女」の花子を演じてみたいです。
密度の高い貴重なお話をお伺いすることができて、本当に“お得な”時間でした。
5月17日(土)からは、日本映画専門チャンネルで伊丹作品10本を4K画質で放送することも決まっている。引き続き注目したい。
〈日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭〉
劇場:TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田
期間:2月21日(金)~5月1日(木) ※各作品1週間上映
配給:日本映画放送
特設サイト:https://www.nihon-eiga.com/osusume/itami4k/
記事提供元:キネマ旬報WEB
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。