竹田麗央は“憧れ”ネリーと2サム 世界1位との違いは?「私よりも…」
<JMイーグルLA選手権 最終日◇20日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
3打差5位で迎えた最終日。竹田麗央は同組の相手を知ったとき、胸が高鳴った。「え? って思いました(笑)」とかねて“憧れ”と語っていた、世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)との2サムだった。
「一緒に回ってみたかったです。インスタ(グラム)とかでずっと見ていたので、すごく楽しみだった。でも、いい位置だったので、自分のプレーに集中しようと決めてプレーしました」
伸ばし合いの中で逆転を目指したが、2番で3パットのボギーが先行。「1個入ってくれたら、もうちょっといい流れだったと思うんですけど…。そういう日もある」とパッティングがなかなか決まらず、奪ったバーディは易しい7番、16番ホールのみ。トータル15アンダー・11位タイで大会を終えた。
本調子ではなかったネリーも「72」とスコアを伸ばせず、トータル14アンダー・16位タイだった。「その中でもバーディを獲っていた。ティショットの飛距離が出るし、アイアンのボールも高い。そういうところが強いんだなと、改めて思いました」。竹田の今週のドライビングディスタンスは280ヤードで、ネリーは278ヤード。数値的な差はないが、「私よりも低くて強い球なので、ランが出る」と違いを実感した。
日米を通じて、3試合ぶりに決勝ラウンドを戦った。「最終日はバーディが獲れなかったので悔しかったけれど、4日間すごくいい経験ができた」と振り返る。目下の悩みだったパッティングも「そんなに悪くない」と話すまでに改善。メジャー今季初戦「シェブロン選手権」の前哨戦で、確かな手応えを得た。
翌朝早くにロサンゼルスを発ち、テキサス州ヒューストンへと向かう。「6時ぐらいまで練ランができるって聞いたので、ハーフを回ろうかな」。自身初出場となる大舞台へ、入念な準備を進めていく。(文・笠井あかり)
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