ボギー&トリ発進に「メンタルやられました」 勝みなみは世界1位と同組で学び
<JMイーグルLA選手権 3日目◇19日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
ムービングデーでの上位浮上を狙ったが、出だしでいきなりつまずいた。勝みなみはボギー、トリプルボギーのスタートで流れをつかめず、「75」とスコアを落とした。
1番パー5のティショットはいきなりの「チーピン」。4オン2パットのボギーとした。続く2番は左ドッグのパー4。せり出す斜面に木が立つロケーションで、この日最も低い平均スコア『4.205』の難関だ。ティショットが左のOBとなり、打ち直しの3打目は右へ。グリーンを直接狙うことができず、5オン2パットのトリプルボギーを喫した。
3番ウッドで刻めば、2打目の距離が残ってしまう。初日にバーディを奪っていたこともあり、この日も2番でドライバーを握った。「右から左の風の中で、最初のチーピンのイメージが残っていたのが出ちゃった。せめてダボで収まってくれたら良かったんですけど。出だしの2ホールでメンタルやられました」。伸ばし合いの展開では、致命的なスコアロスとなった。
アイアンショットこそ高精度を保っていたものの、ドライバーのタイミングが合わない。「切り替えがちょっと早いと感じたけれど、タイミングを遅らせたら右に“パーン”って行っちゃったりする。右に行くのもイヤで修正できなかった」と振り返る。この日のフェアウェイキープはわずか5回。ティショットをいい位置に運べなければ、アンジュレーションの強いグリーンをピンポイントで狙うことは難しい。
この日は世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)と「初めて」同組でプレーした。「彼女もショットが安定していなかったけれど、バーディを獲って自分で流れを作っていた」。ネリーは1イーグル・7バーディ・4ボギーの「67」で上位をキープ。「(自身は)メンタルをやられていた分、切り替えがうまくできなかった。でも、いろいろ見て勉強することもあったので楽しかった」と話した。
12位から57位へと大きく後退。それでも残り18ホールがある。「とりあえず、きょうが終わってくれてホッとしています(笑)。やっと終わった。あした頑張ります」。最終日はロケットスタートを決めて、いい流れに乗っていきたい。(文・笠井あかり)
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