旅客機が謎の爆発!機体に大きな穴が!絶体絶命の中、緊急着陸できるのか?
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「テレ東プラス」は、「太平洋上空で謎の爆発 戦慄の航空ミステリー」の内容を紹介する。
【動画】旅客機が謎の爆発!機体に大きな穴が…絶体絶命の中、決死の緊急着陸へ
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※事実を元に再構成しています。
1989年2月24日。ユナイテッド航空811便はハワイ・ホノルル国際空港を離陸。ニュージーランドを経由し、オーストラリア・シドニー国際空港を目指していた。

機長は、デヴィッド・クローニン。30年以上のキャリアを持つ熟練パイロットで、数カ月後に定年退職を控えていた。
フライトデッキには、副操縦士のグレゴリー・スレーダーと機長や副操縦士の補佐をする航空機関士のランダル・トーマスの姿も。
客室乗務員は15人、乗客337人。乗客の中には、休暇を取っていたユナイテッド航空の客室乗務員レオナルド・ジェンキンスの姿もあり、合計355人が811便に搭乗していた。
フライトは順調…のはずだったが、離陸してから17分後。太平洋の上空で緊急事態が発生する。

前方に雷雨を伴う、分厚い雲を発見。雷雨の影響で機体が激しく揺れる恐れがあるため、クローニン機長はシートベルト着用のサインを点灯。悪天候の空域を避けるため、予定の飛行ルートを変更し、迂回して進むことにした。
この時の高度は約7000メートル。問題なく迂回できるかと思った、その時!

機体の右側に凄まじい衝撃が走る!
「管制官、メーデー、メーデー、メーデー、緊急事態です!」
機体は激しく揺れ、安定した状態を保つことができない。フライトデッキの3人も何が起きているのか分からない中、さらに大きな問題が発生する。突然、右翼の3番エンジンの出力が低下し始めたのだ。
しかも機内の酸素が薄くなり、乗客乗員ともに酸素マスクを装着するが、なぜか酸素が供給されない…。負傷した乗客もおり、客室はさらなるパニックに陥った。
そして、休暇中の客室乗務員・レオナルドが席を立つと、思わず言葉を失う。その理由は…

なんと、機体の右側に大きな穴が! 付近の座席も消失していた。
この状況に、811便はホノルル空港へ向けて旋回を開始。呼吸可能な高度まで降下させようとするが、機体をうまく制御することができない。
離陸して間もないため、燃料はほぼ満タン。機体を軽くして少しでも制御しやすくするため、燃料を捨てることにした。

ところが、今度は右翼の4番エンジンの出力が低下!
4つあるエンジンのうち右翼の2基が正常に作動せず、燃料を捨て始めたため、巨大な機体を飛ばすにはパワー不足に。高度が急激に下がる事態に陥ってしまった。
「絶対に落ちるわけにはいかない…!」
クローニン機長は、機体を安定させるため必死に操縦桿を握りしめる。と、その時! 副操縦士のスレーダーが、さらなる恐ろしい光景を目にすることに。

なんと、右翼の4番エンジンから火の手が上がっていた。このまま動かし続ければ、エンジンが爆発する可能性も! そこでやむなくエンジンを止めることに。

811便はいまだ太平洋の上空。機体にさらなる異常が起き、飛行が困難になれば、海に墜落する恐れもある。客室乗務員は万が一に備え、乗客に救命胴衣を装着させた。
高度はどんどん下がり、空港にたどり着くのが先か、海へ墜落するのが先か、時間との勝負に。だが、ここでさらなるトラブルが!

ホノルル空港への方角を示す計器が故障してしまったのだ。そこで、管制官がレーダーで機体を確認しながら誘導することに。
なんとかホノルル空港へ近づくことができた811便。だが、着陸するには大きな問題があった。
航空機関士のトーマスによると、燃料はまだ大量に残っており、安全に着陸できる機体の重量を超えている。つまり、このまま着陸すればオーバーランになる可能性があるのだ。
しかし、今すぐホノルル空港に緊急着陸するしか、もう道は残されていない…。

ついに空港が見えてきた! もし着陸に失敗しても、左翼の2つのエンジンだけでは再離陸することはほぼできない。つまり、チャンスは1度きりしかないのだ。
811便はなんとか滑走路の中央に降り立つが、やはり思うようにスピードが落ちない。
このまま止まらなければ大惨事に…果たして乗客乗員の命運は!? この続きは、「TVer」「ネットもテレ東」で!
記事提供元:テレ東プラス
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