マキロイが猛追! バックナイン“31”で一気に浮上で饒舌「昨日を考えると本当にいいプレーだ」
<マスターズ 2日目◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>
初日は終盤に2つのダブルボギーを叩き、無言でコースをあとにしたローリー・マキロイ(北アイルランド)。打って変わって2日目は「昨日のプレーを考えると本当にいいプレーだ」と上機嫌だった。
前夜に雨が降り、グリーンはソフトになっていた。それでも序盤はスロースタート。2番パー5で2メートル弱につけてバーディを奪ったものの、その後の7ホールは淡々とパーを積み重ねた。しかし、バックナインで突如、火が付いた。10番パー4でセカンドを60センチにつけると、11番は1.5メートル、13番パー5では右の松葉の上から「フロントまで189ヤード、2オンを狙うかは迷わなかったが、4番アイアンと5番アイアンのビットウィーンだった」という。
結果として手にしたのは4番アイアン。「パインストロー(松葉)の上から打つと通常はスピンがかかって出てくる。フォローを抑え目に4番で打った」というセカンドショットはピン3メートル弱に2オンし、これを沈めてイーグルを奪った。
さらに、初日はグリーン奥からのチップがグリーン手前のクリークまで転がり「7」のダブルボギーとなった15番パー5。この日はピン右25メートルに2オンさせ、バーディ。後半は1イーグル・3バーディの「31」で一気に追い上げた。初日の「72」には「すごくフラストレーションが溜まった。だから急いで家に帰った」とマキロイ。そのおかげで愛娘のポピィちゃんの就寝前に帰宅でき、気分転換ができたという。
「数年前にはできなかったこと。家に帰って自分の頭からゴルフをなくすことができる。すごく良いリセットができた」と話した。さらに2日目の朝には「(メンタルトレーナーの)ボブ・ロテラと良い話をした。ラウンドの序盤で自分をプッシュしすぎないこと、今日はすごく忍耐強くプレーができた」と、気持ちの切り替えが好プレーにつながった。
大会前から「いつもと同じ試合のように平常心で臨む」としていたが、「オーガスタの舞台に立つと誰しもが違う気分になる」という。2日目を終えてトップと2打差に浮上したが、「まだ36ホール、とても難しいコースでの戦いが残されている。まだまだ何が起こるか分からない。
まずは「明日の1番でフェアウェイに打つことに集中したい」と、初のグリーンジャケットを目指し、気持ちを引き締めた。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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