「死にたいと何百回も考えた」命懸けで脱北した女性に密着…北朝鮮での壮絶な半生
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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「じっくり聞いタロウ~スター近況㊙報告~」(毎週木曜深夜0時)。4月10日(木)の放送では、「命懸けで脱北した女性に密着…北朝鮮での壮絶な半生」をお届け。
【動画】「死にたいと何百回も考えた」命懸けで脱北した女性に密着…北朝鮮での壮絶な半生
千葉県千葉市にある脱北者の女性が営む北朝鮮料理店。お店には、本場の北朝鮮料理の味を求めてお客さんが殺到している。

経営しているのは、命懸けで脱北したムン・ヨンヒさん(33)。10年前にたった1人で脱北を決意。「死にたいと何百回も考えた」と語る彼女の、北朝鮮での耐え難い生活、決死の脱北経験など、壮絶すぎる人生ドラマが明らかに。

ヨンヒさんのお店は、去年3月にオープンした「ソルヌン Sulnoon」。本場の北朝鮮料理を楽しめるとあり、お店が開くとすぐに店内は満席状態に。
メニューには、飲食店だけでなく、結婚式などでも食べる伝統料理「平壌温飯(おんばん)」や、店の1番人気である「平壌冷麺」などがある。
実は冷麺の発祥は平壌と言われ、古くから国民食として食べられているそうで、来店するお客さんの評判も上々だ。
“北朝鮮料理の美味しさを広めたい”と奮闘するヨンヒさんだが、そもそも、なぜ脱北することに!? なぜ、日本でお店を開くことになったのか?

ヨンヒさんは、1991年、北朝鮮の首都・平壌で生まれた。「ピアノも習って、大学も有名な女子大に行って、卒業した」と語り、裕福な家庭で育った彼女。
しかし、暮らしは十分なものではなかったそうで、シャワーからは冷たい水しか出ず、「お湯が出るのを脱北して初めて知った」という。
また北朝鮮では、電力不足が深刻な問題となっており、一般家庭では朝と夜の数時間しか電気が使えないことが日常茶飯事。そのため、学生の中には電車の駅のように電気が供給され続ける公共の場で勉強する人もいたそう。
街中にいくつかある金日成と金正日の銅像は夜間ずっとライトアップされているため、本当はダメだが管理者にお金を支払い、電気を自宅まで引っ張る人もいたという。
そして、北朝鮮の庶民にとって牛肉と言えば、年をとって死んだ牛の肉のみで、「硬くて不味い」とヨンヒさん。中国などから輸入した牛肉もあるが、高額な値段で販売されているため、手が出せないとか。
さらに北朝鮮では、韓流ドラマの影響で言葉遣いやファッションなどに憧れる若者が増えることを懸念し、法律で外国産エンタメの鑑賞を禁止に。ヨンヒさんによると、見ていることがバレれば、100%死刑だという。

ヨンヒさんは銃殺刑の光景を3回も目撃。「一緒にピアノを習っていた子のお母さんが刑を受ける場面がショックだった…」と涙ながらに語る。
死刑執行は見せしめの意味を込めて、競技場などに大勢集めて行われるそう。処刑される人の家族や親しい人は、強制的に最も近い場所へ行かされるという。
「(北朝鮮は)人の命を大事にしない国」とヨンヒさん。そんな彼女は木村拓哉の主演ドラマ「PRIDE」が大好きで、密かに10回も見たという。続きはぜひ「TVer」で。
【動画】「死にたいと何百回も考えた」命懸けで脱北した女性に密着…北朝鮮での壮絶な半生
千葉県千葉市にある脱北者の女性が営む北朝鮮料理店。お店には、本場の北朝鮮料理の味を求めてお客さんが殺到している。

経営しているのは、命懸けで脱北したムン・ヨンヒさん(33)。10年前にたった1人で脱北を決意。「死にたいと何百回も考えた」と語る彼女の、北朝鮮での耐え難い生活、決死の脱北経験など、壮絶すぎる人生ドラマが明らかに。

ヨンヒさんのお店は、去年3月にオープンした「ソルヌン Sulnoon」。本場の北朝鮮料理を楽しめるとあり、お店が開くとすぐに店内は満席状態に。
メニューには、飲食店だけでなく、結婚式などでも食べる伝統料理「平壌温飯(おんばん)」や、店の1番人気である「平壌冷麺」などがある。
実は冷麺の発祥は平壌と言われ、古くから国民食として食べられているそうで、来店するお客さんの評判も上々だ。
“北朝鮮料理の美味しさを広めたい”と奮闘するヨンヒさんだが、そもそも、なぜ脱北することに!? なぜ、日本でお店を開くことになったのか?

ヨンヒさんは、1991年、北朝鮮の首都・平壌で生まれた。「ピアノも習って、大学も有名な女子大に行って、卒業した」と語り、裕福な家庭で育った彼女。
しかし、暮らしは十分なものではなかったそうで、シャワーからは冷たい水しか出ず、「お湯が出るのを脱北して初めて知った」という。
また北朝鮮では、電力不足が深刻な問題となっており、一般家庭では朝と夜の数時間しか電気が使えないことが日常茶飯事。そのため、学生の中には電車の駅のように電気が供給され続ける公共の場で勉強する人もいたそう。
街中にいくつかある金日成と金正日の銅像は夜間ずっとライトアップされているため、本当はダメだが管理者にお金を支払い、電気を自宅まで引っ張る人もいたという。
そして、北朝鮮の庶民にとって牛肉と言えば、年をとって死んだ牛の肉のみで、「硬くて不味い」とヨンヒさん。中国などから輸入した牛肉もあるが、高額な値段で販売されているため、手が出せないとか。
さらに北朝鮮では、韓流ドラマの影響で言葉遣いやファッションなどに憧れる若者が増えることを懸念し、法律で外国産エンタメの鑑賞を禁止に。ヨンヒさんによると、見ていることがバレれば、100%死刑だという。

ヨンヒさんは銃殺刑の光景を3回も目撃。「一緒にピアノを習っていた子のお母さんが刑を受ける場面がショックだった…」と涙ながらに語る。
死刑執行は見せしめの意味を込めて、競技場などに大勢集めて行われるそう。処刑される人の家族や親しい人は、強制的に最も近い場所へ行かされるという。
「(北朝鮮は)人の命を大事にしない国」とヨンヒさん。そんな彼女は木村拓哉の主演ドラマ「PRIDE」が大好きで、密かに10回も見たという。続きはぜひ「TVer」で。
記事提供元:テレ東プラス
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