現役選手達が語る、サッカーに必要なメンタリティーとは?『Lemino Football』第19話

『Lemino Football』
第19回は、インターナショナルマッチ−ウィーク。ゲストに戸田和幸と安田理大を迎えて、Lemino Footballが半年間かけて取材をしたヨーロッパで活躍する15人の選手のインタビューを一気に紹介。口々に「ワールドカップ優勝」を語る選手たちが、次世代へのアドバイスとして「心技体」に分けて、具体的なアドバイスをしてくれている。フットボール関係者、指導者、フットボーラーを目指す少年少女必見の内容だ。
「心技体」の「心」について、インタビューを総復習
Lemino Footballが半年間かけて取材をしたヨーロッパで活躍する15人の選手のインタビューを「心技体」に分けて一気に振り返る。今回は「心」についての振り返りだ。南野拓実は、ヨーロッパでやっていくには負けん気が強くないとやっていけないと語る。毎熊晟矢は、ヨーロッパでは18歳19歳の選手も堂々としていて、30歳のベテランの選手と変わらないメンタリティーでプレーしているとコメント。練習時からみんな「自分が一番」という感じでやっていて、そのメンタリティーは日本とは違うと感じたと言う。
町田浩樹は、恵まれた環境ではない中でどれだけ「這い上がってやろう!」と思えるかが重要だとコメント。町野修斗は、現地の言葉がしゃべれるしゃべれないに関係なくオープンマインドでいることが大切だと語った。英語が達者なわけではないが、オープンマインドにすることで相手からコミュニケーションを取ってくれることが多くなるのだと話した。藤田譲瑠チマは柔軟な考えが大切だと語る。ボール保持という硬い考えのままヨーロッパに来ると予想外のプレーが起こることが日常茶飯事なので、それに柔軟に対応できる考え方が必要だと語った。
古橋亨梧は自分を持ち続けることが大切だと語る。慣れない環境や言葉が通じない状況などいろいろな壁がある中、自分の強みだったり芯を持っていればどんな壁も乗り越えられると話した。谷口彰悟も自分の強みは絶対に持っておいてほしいとコメント。苦しい時もつらい時も「いやこれだけは」という武器があれば支えになると語った。また、思い通りにならないことが多い中でも戦い抜けるタフなメンタリティーが大切だと話した。
菅原由勢はパッション、情熱が大切だとコメント。1つの練習をとっても意識のもちようで吸収率は全然変わるため、本気でかなえたいものを本気でかなえるという思いをもつことが大切だと語った。板倉滉も「気持ちじゃないですか? 根性」とコメント。海外で日本人が1人で戦いにいくということの意味がすごいと語り、そこから得られるものがすごく大きかったと明かした。サッカーのレベルよりも、その状況でまず戦っていくということが大切だと話した。
瀬古歩夢は当たって砕けてを何回も繰り返し自分でメンタルを強くしていくしかないと語った。挑戦してダメだったら何故ダメだったのかを考えてまた次に挑戦し、だんだんとメンタルを鍛えていくしかないと思っていると話した。浅野拓磨は夢が大切だとコメント。夢がある人は心が強いとして、「その夢もどれだけ無理なものが現実として目指せるか」が大切だと語る。夢を実現させるためにそうすればいいのかを考え、それをやり続けることが強いメンタルを作ると話した。「心が強い人っていうのはシンプルに心が強いんじゃなくて、誰に何を言われようがやりたいことがあるんですよね」と語った。
このインタビューを見たスタジオの安田理大は、自身もヨーロッパで「想定外のことが起きるのを想定しておく」ことができないと強くなれないと思ったとコメント。そしてそれを支えるのは向上心だったので、その部分は絶対的に必要だと語った。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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