プラチナ世代4人目 阿部未悠がつかんだ涙の初優勝「本当に良かった…」【思い出フォト】
これまで多くの名勝負、名場面が生まれた国内女子ツアー。それらのシーンを当時の写真とともに振り返る。今回は「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の2024年大会をプレーバック。
プラチナ世代4人目の優勝者が誕生した。埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部で行われた昨年大会で、阿部未悠(当時23歳)がトーナメントレコードとなるトータル15アンダーを記録。佐久間朱莉を1打差で退けて、涙の初優勝を挙げた。
初日は5連続バーディを奪取し、3アンダー・5位タイ発進を決めると、2日目はボギーなしの「67」をマーク。トータル8アンダー・首位タイで最終日最終組に入った。前半は2バーディで耐えるゴルフだった。後半に入って11番をボギーとしたが12番パー5で取り戻すと、14番から4連続バーディを奪取。同組で首位に立っていた佐久間と並んだ。
17番パー5のサードショット。56度で打った残り76ヤードをピン約1.5メートルにつけ、この日8個目のバーディを奪って単独首位に躍り出た。そして迎えた最終18番パー4。2打目をグリーン奥のギャラリースタンドに打ちこむミスショットもあったが、オフ期間に取り組んできたアプローチが冴え、ピンに難なくつけた。そこからウィニングパットを決め、初優勝を飾った。
「『そろそろ優勝できるよ』とたくさんの方に言ってもらった。自分でも優勝したい、もっといいスコアを出したいとずっと思っていた」。同学年には米ツアーで活躍する古江彩佳や西村優菜、親友の吉田優利がいる。「プラチナ世代と言われておきながら、『私はそのグループにはいないなぁ~』と。焦りはなかったけど、早く上にいきたいと思っていたので、本当に良かった」と優勝インタビューでは涙ながらに語った。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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