44歳に目標“なし” 宮里優作、2年ぶり開幕戦出場「スタートラインに立ててうれしい」
<東建ホームメイトカップ 事前情報◇9日◇東建多度カントリークラブ・名古屋 (三重県)◇7069ヤード・パー71>
ツアー通算7勝の44歳・宮里優作が2年ぶりに開幕戦へ出場する。「(去年は)ケガをして出られなかったので、まずはスタートラインに立てたのが良かった」と安どの表情を見せた。
昨年1月に左ヒザを負傷。歩行も困難な状態で、3月末の開幕戦には出場できなかった。検査結果は半月板断裂。クリニックで治療を行い、自身の初戦は4月25日からの「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」となった。それと比べれば、今季は順調な滑り出しと言える。
今年は4シーズン連続20回目のシード選手として挑む。「もちろん優勝に向かっていろいろなことをやっていきますが、目標を決めないのが目標です」。長年の経験から導き出した、自分らしいスタイルがある。ベテランながらの目標だ。
「それ(目標)を決めてしまうと、ゴルフが小さくなってしまう。上手くなりたいことを念頭に置いているので、ワンショット、ワンショットをどう打っていくのかにいつもフォーカスしている。結果も大事ですが、自分が今この一打に100%集中して打てたかというのを常にやっている」。気負うことで本来のゴルフがブレてしまうことを避けるためのスタンスだ。
今週も結果より内容にこだわる。開幕戦の舞台は三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋。硬くて速いグリーンに加えて、強い風が特徴だ。「難しいコースなので欲を出さず、背伸びせずに臨みたい。グリーンのコンパクションが上がっているので(ボールが)止まらない。相当、頭を使わないといけない」と攻めのマネジメントは封印。スコアよりも目の前の一打に集中し、2年ぶりの開幕戦でいいスタートを切りたい。(文・高木彩音)
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