「ヒデキに風格が出てきた」 丸山茂樹が松山英樹に抱く期待【マスターズ展望】
<マスターズ 事前情報◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>
現地時間10日(木)に、海外メジャー今季初戦「マスターズ」が開幕する。日本勢では、2021年覇者の松山英樹がただ一人出場。米ツアー3勝、マスターズには9度出場した経験を持つ丸山茂樹は、3月に開催された自身主宰の「丸山茂樹ジュニアファンデーションゴルフ大会」で、松山の活躍に大きな期待を寄せていた。
今年で14回目のマスターズ出場となる松山の姿について、「ヒデキに風格が出てきた」と語る。今年は開幕戦「ザ・セントリー」でツアー記録を叩き出して勝利を飾り、タイガー・ウッズ(米国)とローリー・マキロイ(北アイルランド)が発案したシミュレーションゴルフの新リーグ『TGL』にも参戦。PGAツアー内での確固たる地位を築きつつある。
「PGAのなかでも、しっかりと立ち位置が認められてきている。TGLに呼ばれているところを見ても、第一人者というか、いることが当然になっている。やはり(活躍に)期待してしまうし、いいところを見せてもらいたいですよね」
昨年は38位でオーガスタを後にすることになったが、その後は調子を上げた。丸山がゴルフ日本代表監督を務めてサポートした「パリ五輪」では銅メダルを獲得。プレーオフシリーズでは初優勝も飾り、今季の開幕戦につながる勢いを生んだ。
その流れでオーガスタに乗り込みたかったが、ここ最近はやや成績が下降気味。「ジェネシス招待」はロサンゼルスの山火事の影響で、コース変更となるアクシンデントもあり、13位で連覇を逃した。さらに直近2試合では、ともに予選落ちを喫している。
「いつも活躍しているところで、あまり活躍できなかった。パターも替えたり、なにか不安を抱いているのか…。いまは少し流れが悪い時期なのでは、と思う。でも、どこで(好調の波が)来るかは分からない。(ゴルフは)何が起こるか分からないし、しっかりと調整はしてくるはずです」
松山自身も「なかなか感覚と(結果が)つながらないので難しい部分は感じているけれど、ここ(オーガスタ)に入ってもそんなに悪いゴルフはしていない」と前向きに話していた。再びグリーンジャケットを手にできるか。丸山も、日本のエースに大きな期待を寄せている。
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