ただ一人のアンダーパーも涼し気「耐えるゴルフは好き」 與語優奈がプロ2年目の初V目前に
<YANMAR HANASAKA Ladies 2日目◇4日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース(滋賀県)◇6395ヤード・パー72>
タフなコンディションとなった予選ラウンドの2日間を終えた選手たちは誰もが疲れ切っていた。例外は3人が首位に並んだ初日から抜け出し、単独首位に立ったプロ2年目の與語優奈。バーディは初日の4つから1つにとどまったが、ボギーは初日の2つから、さらに減らして1つだけ。36ホールを回って、ただ一人アンダーパーをキープするトータル2アンダーでプロ初Vに王手をかけた20歳の足取りは軽やかだった。
「終わってみたらパープレーで回れたっていう感じでした。きょうはパットですね。すごく入ってくれました」
ともにパーオンを逃した4番で10メートル、5番で5メートルのパーパットをねじ込んだ。2連続の“激パー”で流れを強引に呼び込むと、6番で2.5メートルを沈めた。これが、この日唯一のバーディとなる。9番をボギーとしたが、難易度が上がるインはすべてパー。12番は2メートルの下りの難しいラインを読み切り、「あれは大きかったです。気分を落とさずにいけたパーパットでした」と自賛した。
フェアウェイキープ率は全体でも下から数えた方が早い57.1%(8/14)で、パーオン率も55.6%(10/18)と低調。だが、首位はがっちりキープした。「終盤に打ち切れないパットが多かった」と話していた前日の反省を生かし、この日はパット数は「28」。難しいピン位置も7度の1パットパーでしのいだ。
2度目の挑戦でプロテストに合格したルーキーイヤーの昨季はレギュラーツアー16試合に出て、「リゾートトラストレディス」の33位が最高だった。メルセデス・ランキングは112位に終わり、QTランクは58位。今大会が自身の今季開幕戦となったが、「優勝」という最高のスタートダッシュを切ることができれば、待たされた時間も忘れることができる。
ステップで最終日を首位で迎えるのは、昨年10月の「ルートインカップ」以来2度目となる。同じく単独首位だった前回は「67」とスコアを伸ばしたが、結果は1打差の2位に泣いた。バーディ合戦の伸ばし合いよりも、「耐えるゴルフの方が好き」というプロ2年目にとって、望むところの今回のガマン比べ。初Vへの自信を問われると「めちゃくちゃあるわけではないです。明日にならないと。いつも楽しみながらやることを大事にしているので、それだけです」。最後ははぐらかすようにほほ笑んだが、これは控えめなV宣言と受け取ってもいいだろう。(文・臼杵孝志)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。