ツアー15勝・ジェット尾崎のダウンスイングはタイガーそっくり? “引いて引く”今っぽい動きで飛ばしていた【プロコーチが解説】
スイング理論は進化したといわれているが、時代を彩ってきたレジェンドたちのスイングは、今見ても全く色褪せていない。むしろ、重くて難しいクラブを使いこなす技術には、ボールを正確に遠くに飛ばすための秘訣が詰まっていた! 今回は、ジャンボ3兄弟の次男、ジェット尾崎こと尾崎健夫のスイングを、プロコーチの森守洋氏が解説する。
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ジャンボ3兄弟はそれぞれ違う体の使い方をしていて面白いですね。ジャンボさんはめっちゃタテ、健夫さんは現代の選手のようにヨコ、直道さんは2人のハイブリッドという感じです。
健夫さんのスイングの特徴は、テークバックからフォローまでクラブを引っ張り続けていること。手元と体でグワンと引っ張って、ヘッドを置き去りにするようにテークバックしています。今ではダメだと言われがちな”インサイドバック”と言われる動きですが、重いクラブを使っていた当時は体を使って引っ張る必要があったので、多くの選手がこの動きを取り入れていました。この始動なので、トップもフラットになると思いきや、最後はタテに上げてくる。このとき、左ヒジを曲げているのも特徴的。ヒジの曲げ伸ばしでヘッドスピードを上げていたのだろうと思います。
インサイドにヘッドを上げていますが、ダウンスイングを見るとカット軌道になることはなく、ヘッドがプレーンに戻っています。体の回転を使っていて、今っぽいスイングに見えます。ダウンスイング以降も体が先行して回転し続け、フォローの振り抜きもスムーズな点はタイガー・ウッズ(米国)にそっくりないい動きですね。
健夫さんのように体を使ったスイングをしたいなら、ヘッドをアドレスのポジションに置いたまま、体を回転させながら始動させてください。引っ張る感覚が身に付きますよ。
■尾崎健夫
おざき・たてお/ 1954年生まれ、徳島県出身。国内ツアー通算15勝。尾崎3兄弟の次兄。豪快な飛ばしを武器に“ジェット”の愛称で親しまれたレジェンド。
■森 守洋
もり・もりひろ/1977年生まれ、静岡県出身。ゴルフを始めたのは高校から。95年に渡米しミニツアーを転戦しながらゴルフを学んだ。02年からレッスン活動を開始し、現在は原江里菜、堀琴音、香妻陣一朗らのコーチを務めている。東京都三鷹市にある『東京ゴルフスタジオ』を主宰し、YouTubeチャンネル「森守洋のGolf TV」では、ツアープロや芸能人などへのレッスンを配信中。
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<ゴルフ情報ALBA Net>
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