“ドラコン女王”が「メチャ飛ぶ」と選んだ1Wは『G430 MAX』×『VF』! プロ15年目で初優勝を支えた工藤遥加の14本
国内女子ツアー3戦目の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で、プロ15年目の工藤遥加がツアー初優勝を遂げた。首位に1打差の3位から出た最終日は、ボギーなしの「67」。鮮やかな逆転劇だった。プロ転向後4991目で手にした優勝を支えて14本のクラブを直撃取材した。
キャディバックを覗くとドライバーからパターまで14本すべてがピン社製品。キャップもピンをかぶっているが、契約ではない。工藤が使うクラブで真っ先に気になるのはドライバーだろう。
昨年の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」の2日目終了時に行われたLPGA公認「朝日インテックプレゼンツドライビング女王コンテスト」。275.1ヤード飛ばした竹田麗央の“連覇”を阻止したのが、277.7ヤードを記録した工藤だった。
“ドラコン女王”が選んだドライバーは『G430 MAX』(10.5度)と昨年から変更はないが、シャフトは今年2月からグラファイトデザインの『ツアーAD VF』の50グラム台のSを使用している。一般的に“ハード”と言われるモデルだが、「6S(60グラム台のS)でもいい感じだった」と工藤の振り感にはバッチリのようだ。
シャフトの変更については「最初は気分転換で替えたいなというのがあって、『VF』を試したら、メチャ飛ぶようになりました。初速が上がったし、球のコントロールもしやすくなりました」と、女王の飛距離をさらにプラスさせた。ドライバーだけでなく、FWやUTも『VF』で統一した。
今大会のドライビングディスタンスは、246.167ヤードの15位だったが、飛距離よりもスコアに徹した。「計測ホールの8番(パー5)は、3日間とも右に池があって左からアゲンストの風が吹いていたので、フェードヒッターの私には気になりました。計測ホールでしたがスコア優先で、逆球が出ない低く抑えるショットを打っていました」。コントロールショットも操れるのは『G430MAX』×『ツアーAD VF』の組み合わせが奏功した。
3日間のパーオン率79.629%の4位。不規則に吹く風が選手を悩ませたが「3日間、距離感は合っていた」という工藤。アイアンはピンの2023年モデルの『i230』を6番からPWまで5本を入れている。「これは2年前から使っていますが、曲がらないのが気に入っています。マジで曲がらないです。うわってなってもグリーンに乗っていたり…」と話すが、ミスヒットに強いだけではない。
工藤は安定感を高めるために「フルショットだけでなく、飛距離を抑える練習もしていました」。フェースを少し開いてカット目に打って飛距離を抑えるショットだが、ピンのアイアンは「フルショットよりも高さが出て、その分距離を抑えられています。操作性もとてもいいです」と自身の課題を支えるアイアンセットになった。
3日間で良かったところは「ダブルボギーと3パットがなかったこと」と話す工藤。使用パターはピンの『PLD DS72(ガンメタル)』。ビクトル・ホブランが愛用するマレットタイプだ。「UMKカントリークラブはスコアが出るように思われるけど、グリーンが難しい。細かい傾斜があるんです。もう少し入っても良かったと思うけど、タッチと方向性に大きな狂いがなかったのは良かった」と影のMVPにパターを挙げていた。
【工藤遥加のクラブセッティング】
1W:ピン G430MAX(10.5度/ツアーAD VF-5S/45インチ)
4W:ピン G440MAX(17度/ツアーAD VF-5S)
7W:ピン G440MAX(21度/ツアーAD VF-6S)
4・5U:ピン G430(22・25度/ツアーAD VF HB 85-S)
6I~PW:ピン i230(DG 105 S200)
50・54・58度:ピン GLIDE 4.0(DG 105 S200)
PT:ピン PLD DS72(ガンメタル)
BALL:タイトリスト プロ V1x
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