正体は悪魔か? 殺人鬼vs精神科医のホラーサスペンス「ネファリアス」
『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』や「処刑人」シリーズのショーン・パトリック・フラナリーを不可解な殺人鬼役に迎え、監獄で殺人鬼と精神科医が繰り広げる心理戦を描いた「ネファリアス」が、5月30日(金)よりシネマート新宿ほか全国で順次公開される。ビジュアルと予告編が到着した。
殺人鬼エドワードの精神を鑑定するため、刑務所を訪れた医師のジェームズ。前任の医師は鑑定結果を出す前に自死しており、エドワードが死刑となるかどうかはジェームズの判断にかかっていた。
そして現れたエドワードは、異様な雰囲気を漂わせながら、自身が〈ネファリアス〉という悪魔だと告げる。また「お前は今日、3件の殺人を犯す」とも──。
暗黒の福音を世界に伝える者として、エドワードはジェームズを選んだのだという。さらに、対話を続ける中でジェームズの秘密が明らかに……。
メガホンを執るのは、「プリズン・ヴァンパイア」でもフラナリーと組んだチャック・コンツェルマンとケイリー・ソロモンのコンビ。医師のジェームズを演じるのは、数々のドラマシリーズに顔を見せてきたジョーダン・ベルフィ。息詰まるホラーサスペンスに注目だ。
監督コメント
子供の頃、私たちは皆、「怪物なんて存在しない」と聞かされた。それは嘘だった。怪物はいる。しかも、とてもとても現実的な存在だ。テレビや映画に出てくるモンスターのような外見はしていないし、目にすることはできない。少なくとも、完全には。見えるのは、怪物たちの行動だけ。誘惑し、堕落させる。支配し、破壊する。怪物たちの敵であり獲物は何か?それは私たちだ。彼らは堕天使—悪魔の群れ―で、地獄の住人たちだ。天国から追放された者たちは、その恨みと怒りにまかせて、善なるものすべてを永遠に破壊しようとする。スティーブ・ディースが考案した「ロード・ネファリアス」という名の高位の悪魔に触発され、私たちは、もし誰かがそのような悪魔と会話をしたらどのようなことになるだろうかと考え始めた。そして、もしその悪魔が自分の都合で、悪魔の視点から絶対的な真実を語ると決めたら、どんなふうに聞こえるのだろう。そのとき、どのようなことが起こるだろうか?それがこの映画のテーマだ。もし私たちの仕事がうまくいったなら、鑑賞後、あなたはこの世の悪を操る、人格を持った超常的な邪悪の力について確信することだろう。その知識を使って何をするかは、あなた次第だ。
「ネファリアス」
出演:ショーン・パトリック・フラナリー、ジョーダン・ベルフィ
監督・脚本:チャック・コンツェルマン、ケイリー・ソロモン
原作:スティーブ・ディース
2023年/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1ch/97分/英語
原題:NEFARIOUS 日本語字幕:宮崎香奈子 配給:ライツキューブ
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公式サイト:https://x.gd/NEFARIOUS
記事提供元:キネマ旬報WEB
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