JR東海「2025年度重点施策」発表 鉄道の原点「安全確保」最優先に AIなども活用
更新日:
JR東海は3月19日、2025年度の重点施策と関連設備投資計画を発表した。鉄道の原点である「安全確保」を最優先とし、AI(人工知能)やICT(情報通信技術)を活用した業務改革、リニア中央新幹線の建設・技術開発に注力するとしている。 同社によ
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
JR東海は3月19日、2025年度の重点施策と関連設備投資計画を発表した。鉄道の原点である「安全確保」を最優先とし、AI(人工知能)やICT(情報通信技術)を活用した業務改革、リニア中央新幹線の建設・技術開発に注力するとしている。
同社によると、東海道新幹線では脱線防止ガードの設置や駅施設の耐震補強など、地震への備えを着実に進めるとともに、台風や豪雨による運行への影響を軽減するため、設備改良や実践的な訓練を行う。防犯カメラの設置など、車内のセキュリティ対策も強化する。
また、輸送サービス面では、2025年の大阪・関西万博に向け、東海道新幹線の「のぞみ12本ダイヤ」を活用し、輸送力の増強を図る。新幹線N700Sは2025年度に7編成、在来線の315系は56両、それぞれ投入する予定。新型特急車両385系量産先行車の新製に向けた詳細設計も進める。
【参考】JR東海、新型「385系」量産先行車新製を決定 特急「しなの」の「383系」置き換え見据え次世代振子制御技術を導入(※2023年7月掲載)
https://tetsudo-ch.com/12897829.html
2025年度の設備投資額は、連結で7350億円、単体で6660億円とされる。このうち、中央新幹線関連には3500億円を充てる。中央新幹線関連を除いた単体の設備投資は3160億円で、そのうち安全関連投資は2130億円にのぼり、安全・安定輸送の確保に向けた投資額は1510億円を見込んでいる。
(鉄道ニュースや、旅行や観光に役立つ情報をお届け!鉄道チャンネル)
記事提供元:鉄道チャンネル
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。