「そんなこと絶対に言っちゃダメだよね？」普段は優しい一歩己が吟に詰め寄り……？！『あらばしり』第4話

『あらばしり』

爽やかな味わいや、ほのかな甘さ、ワイルドで硬派な味わい、それぞれ日本酒の蔵元の性格や歴史を投影し擬人化された日本酒キャラクターたちが登場する『あらばしり』（読売テレビ・日本テレビ系）が映像配信サービス「Lemino（レミノ）」にて独占配信された。訪れる客をそれぞれに合った日本酒で癒していく全話芳醇ストーリーとなっている。

一歩己のお酒に込められた力強いメッセージに励まされ、諦めかけていた心がゆっくり立ち直る

一升瓶からなかなか戻って来てくれない村祐に意気消沈する伊藤吟。部屋でひとり落ち込んでいると、一歩己が吟のいる部屋に訪れた。机にグラスと一歩己の一升瓶を置き、村祐とずっと睨めっこしていた吟に「少し休憩したら？」と声をかけると、吟は「休憩っていうか、もう諦めようかなって思って」と弱音をぽつり。一歩己が「それは村祐を人間の姿に戻すのを諦めるってこと？」と尋ねると、吟はそれも含めて全部だといい、もう祖父の店を継ぐことも無理だと打ち明けた。「なんかごめんね」と吟が謝ると、これまで静かに聞いていた一歩己は吟の口元を突然ガシッと掴み、「そんなこと絶対に言っちゃダメだよね？」と言いながら真剣な表情で吟の顔を見つめ、続けて「もう言わない？絶対に言わない？」と詰め寄った。

喋れない吟が必死に頷くと一歩己は手を離し、以前に吟が店を継いで筋を通すと言ったことについて問いただした。「あれはつい……」と弁明する吟に「つい、出ちゃった本音だよね」と一歩己は被せて言い、持って来た一歩己をグラスに注いだ。「今こそ変われるチャンスだよ」と言いながら目の前にグラスを置くと、吟はゆっくりと口に含み、一歩己の味を噛み締めた。すると頭の中には広大な草原が広がり、村祐を含めた日本酒たちが手を振って吟を呼んでいる景色が頭の中に浮かび上がった。隣にいる一歩己は「己に向き合い、強く大きな一歩を踏み出すために俺は存在してるんだ」と語り、「焦らないで一緒に頑張ろう」と励ましの言葉をかけた。

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【制作・編集：All About編集部】