一升瓶から戻ってこない村祐、居なくなってやっと気付いた気持ち『あらばしり』第4話
イチオシスト

『あらばしり』
爽やかな味わいや、ほのかな甘さ、ワイルドで硬派な味わい、それぞれ日本酒の蔵元の性格や歴史を投影し擬人化された日本酒キャラクターたちが登場する『あらばしり』(読売テレビ・日本テレビ系)が映像配信サービス「Lemino(レミノ)」にて独占配信された。訪れる客をそれぞれに合った日本酒で癒していく全話芳醇ストーリーとなっている。
「あの時オレ、面倒臭いって思った」本音を溢す吟、しかし徐々に想いは変わり……
貴重な日本酒である黒村祐を割ってしまい、一升瓶の姿に変わったまま戻ってこなくなってしまった村祐。伊藤吟は一升瓶になった村祐に向かって念を送るように両手を伸ばし「戻ってきてくれよ村祐、オレ、黒村祐がそんなに貴重な日本酒だって知らなかったんだ」と懇願し、続けて「ホントにわざとじゃないんだよ」と語りかけた。他の日本酒たちは苦戦する吟の様子を後ろから見守り、加茂錦は「年に一度、ほんの少ししか出荷されない超激レアなお酒なんだよね」と黒村祐について語った。赤武が「吟が村祐に対して心を閉ざしたから村祐は瓶に戻っちまったってことだろ」と状況を整理すると、篠峯は「つまり、吟の心が不安定になるとこういう事が起きるってことか?」と推測した。「俺達もいつ瓶に戻ってもおかしくねぇよ、そしてもう二度と……」と赤武が不安を口にすると、怖がった屋守が「もうこの話やめよう」と制止した。
吟は何度も村祐に謝り倒したが一升瓶は何も変わらず、それを見ていた加茂錦が「本当に反省してるみたいだし、それでも人間に戻らないってことは意地張ってるんじゃないかな」と村祐の気持ちを想像すると、篠峯も村祐が吟にだけ当たりが強かったことを挙げて共感した。すると赤武が「わからなくもないけどな」と呟き、自身を最高の日本酒だと自負していること、そして自分たちの日本酒の良さが分かっていない吟に時々腹が立つことを吐露した。これを聞いた吟は「あの時オレ、面倒臭いって思った」と本音を溢し、どうでもいいと思ってしまったことを後悔しながら一升瓶になってしまった村祐を切なそうに抱きしめた。日本酒に対しての想いが徐々に変化してきた吟だが、果たして村祐は戻ってきてくれるのか。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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