ことでん新造車両のデザインが決定、2026年秋頃デビュー目指す「香川の新しい風」
高松琴平電気鉄道(香川県高松市)は17日、新造車両「2000形」のデザインが決定したと発表しました。
同社はかねてより2025年度以降に新造車両を導入する計画を公表しており、その車両形式やデザインのコンセプトなどを明らかにしていました。
【参考】ことでんが2025年度以降に導入する新造車両「2000形」デザインはどれがいい? 12月下旬から投票を実施
https://tetsudo-ch.com/12991740.html
車両コンセプトは『うみ・まち・さと 地域をつなぐ、ことでんの新しい顔』で、「地域の皆様に長く愛され記憶に残る電車」を目指すといいます。
また、内装デザインは「暖かく清潔感のある車内で『お客様や環境、すべてに優しく快適な電車』に」をコンセプトとし、松やオリーブ、木々や水田など香川の豊かな自然を象徴する『蒼』を中心にベージュや茶を組み合わせ、暖かく優しいイメージの空間にまとめます。
ただし外観については話が別。この「2000形」、外装デザインのコンセプトは「『讃岐路の未来を創る新世代の電車』にふさわしい青い電車」とされ、車体カラーなども決定していましたが、側面のデザインが3案あり、同社は今年の2月半ば頃まで投票を行っていました。
17日の発表によりますと、3案のうち最多投票数を獲得したのは『デザイン 2 「フレッシュ」- 香川の新しい風 –』の3,444票でした。『デザイン 1 「ダイナミック」 – 飛躍することちゃん -』は2,357票、『デザイン 3 「スタイリッシュ」 -海と空が出会うところ-』は1,740票。
投票者からはこんな意見も……
「全体を見たときに、ことでんの明るいイメージに合う白や黄色が他の案より多く使われていたり、先頭の青い部分が一番違和感なく繋がって見えていたり、最も優れているデザイン案であると考えました」
「濃紺、白に加えて水色が入っている事で色彩にアクセントがある事と、ドア下の黄色が讃岐平野の小麦畑を連想させて良いと思った為」
ことでんはこの新造車両について、「2026年秋頃から運行を開始できるよう準備をすすめております」としています。
(画像は高松琴平電気鉄道のホームページから)
記事提供元:鉄道チャンネル
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