純烈・白川裕二郎×岩永洋昭「いろいろ話すことで心が落ち着いた……彼はそういう存在でした」
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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テレ東では、毎週火曜深夜24時30分から、ドラマチューズ!「今夜は...純烈」を放送中! 様々な境遇の中でしがらみや心の葛藤と戦いながら生きる各話の主人公が、純烈(酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太、岩永洋昭)の生き様や歌に背中を押され、“良くも悪くも前へ突き進む勇気を持つ”まさに“純烈状態”へ誘うドラマだ。
「テレ東プラス」では、純烈・白川裕二郎×岩永洋昭の対談をおくる。
※酒井一圭×後上翔太の対談はコチラ!

――まずはドラマのテーマにちなんで。白川さんと岩永さんが“純烈に入った後、自分はこう変わった”というところがあれば教えてください。
「純烈って、ずっとニコニコしているグループじゃないですか。僕は個人で役者をやっていた時、どこかに自分の理想像みたいなものがあったんですよ。“クールでかっこよくなきゃいけない”みたいな。デビューが戦隊もので、クールなかっこいい役だったので、自分の中ではそのイメージを崩しちゃいけないというのがずっとあって。
だけど純烈に入ったら、メンバーがみんなニコニコしていて、ファンの皆さんも年上の方が多いので、自然と“自分を見て笑ってもらえる、笑顔になってもらえる方にシフトチェンジした方がいいのかな”と思うようになりました。純烈に入って砕けたというか、自分をもっともっと出していいんだって思えるようになりました」
――自分を出すことで、楽になれたと。
白川「楽になりましたね。1人で役者をやっている時って、マネージャーはいましたけど、誰も忠告してくれる人がいなかったんですよね。周りに“白川はもうちょっとこうした方がいいよ”と言ってくれる人がいなかったし、本当はそういうことに自分自身が気づかなければいけなかったんですけど、なかなか気づけなかった。そういう意味では、ファンの皆さんやメンバー、事務所のスタッフに救われたかなと思います」
▲ep05より
岩永「僕は純烈に入って、以前はできるだけNGにしていた歌とダンスをガッツリやることになって、たくさんレッスンを重ねて、今はずっとお客さんの前でカメラの前で歌い続けているんですよね。まず、この環境がありがたいなと思いますし、明らかに舞台度胸がついたのが自分でも分かります。
映像は撮り直しができるけど、舞台は生もの。ステージに出る時はものすごく緊張していましたが、純烈に入ってからは、“間違わない方がいいけど、間違うこともそんなに悪いことじゃない”という感覚を得ることができたので、プラスしかないんですよね。
3月いっぱいで卒業しますが、今までは人前でマイクでシラフで歌うなんて数えるくらいしかやったことがなかったので、それをほぼ毎日やらせてもらって、『紅白』や武道館……表現者として役者として、財産をたくさんいただけたという思いでいっぱいです」

――ドラマでは、各話の主人公たちが純烈に励まされて壁を乗り越えていく姿が描かれますが、白川さん、岩永さんも同じような経験はありますか?
白川「純烈のボーカルとして、歌を歌えなくなっちゃった時期、音程が取れなくなった時期、いくら練習を積み重ねても改善しない時期というのがあったんですよ。その時はとにかく苦しくて、長いこと“早く辞めたい”と思っていて。この苦しさから早く解放されたいんだけど、そういう時にファンの皆さんのお手紙を読むとね、“白川さんの声で、私は人生救われました”“元気をもらっています”と書かれていて、そういう励ましの声で救われたことは数え切れないほどありましたね。
そういう時期を乗り越えて初めて『紅白』が決まった時は、“あー頑張ってきて良かったなぁ”というのがありました。あの時、皆さんの支えがなかったら、たぶん潰れていたんじゃないかな」
岩永「僕もファンの皆さん、家族や地元・長崎の友達、親戚、僕が幼い頃からお世話になっているお医者さんとか、関わってくれた皆さんが芸能活動を喜んでくれる姿を見ると、それがパワーになっているのは間違いなくて。
『仮面ライダーオーズ/OOO』(2010~2011年)に出演しましたが、東日本大震災に見舞われた方が、“何もかも失ったけど、がれきの中から変身ベルトを見つけました。きれいに洗って今も持っています”と言ってくださって。仕事をする上でつらいこともあるけど、そういう皆さんの力があって、ここまでなんとか続けてこられたのかなと思います」
▲ep07より
――ドラマが終わる頃には、いよいよ岩永さんがご卒業……。この2ショットも今後はなかなか見られなくなるわけです。練習期間も含めて2年半、同じ時間を過ごす中で、白川さんにとって岩永さんはどんな存在でしたか?
白川「言葉は悪いかもしれないですけど、岩永ってものすごくアホなんですよ(笑)。純烈って2007年に結成して十数年、メンバーと一緒にいるんですけど、やっぱりみんな純烈活動が長いから“これを言っちゃいけない”“こういう行動をしなきゃいけない”って言わなくても分かるし、しっかりしてるじゃないですか。だけど彼の場合は、まだ2年しか活動してないから、そのおきてみたいなものが分からなかったりするんですよね。そういうのを見てると“こいつやっぱアホやな……でもそこがかわいいんだよな”と。
岩永は僕より年下で、思い違いかもしれないけど、すごく慕ってくれているような気がするんですよ。普段はあまりメンバー同士でご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりすることってなかなかないんですけど、彼が入ってきてから、自然とそういう機会が増えた。彼も彼で不安だろうし、僕は純烈として、人生の先輩として、少しくらいならいろいろ伝えることができるんじゃないかと思ったので、結構一緒に行動していました。逆に僕自身も、彼にいろいろ話すことで心が落ち着くような……そんな存在だったんですよ。
いなくなってしまうのはものすごく残念だけど、役者に戻っても頑張ってほしいし、例え話ですけど、いつかまた劇場公演で“岩永洋昭”として共演できたらうれしいなぁと思っています」

――岩永さんにとって白川さんはどんな存在ですか?
岩永「僕は一人っ子で、自分のことを思い返してみると、そんなにベタベタするタイプじゃないんです。本当に尊敬する、気に入ったらガッといきますけど、ちょっと人見知りなので。
裕二郎さんとは同じ事務所なので昔から話はしていましたけど、ここまで仲良くなれたのは純烈に入ったからこそ。卒業しても、たぶんお互いに何か起きない限りは、一生付き合っていきたいなと思っています。
俳優に戻ったら、ここまで歌やダンスをする機会はないかもしれないけど、趣味で弾き語りをしていた時期もあるので、今後は継続的に練習しつつ、裕二郎さんといつか何か一緒にやれたらいいなと、僕は勝手に思っています」
白川「ツアー中も、バンドのギターの方によく質問してたよね」
岩永「そう……1人だと心細いから、いつか裕二郎さんと(笑)。たまに『ちょっといいですか?』って。お客さんも限定で、いつかそういうのができたら……だって、絶対楽しいんだから!」
白川「お前、まさか俺を使って金もうけを……(笑)」
岩永「チケット代は、飲み放題で5万円です!」
白川「高すぎなんだよ~!(笑)」

(撮影/倉持アユミ)
【3月18日(火)放送】
ep04:いまの自分が充実しすぎて恋愛や結婚に興味がない松永政子(山崎紘菜)は、突然横から飛び出してきた自転車とぶつかり相手の女性と口論に…そこへ暖簾が現れて…
ep05:純烈推しの高校生・田川夏帆(中村守里)は、イケメン転校生の貴島晴翔(池田匡志)が気になりつつも、推しがいれば恋なんていらない!と言い聞かせていた。ある日、晴翔から話しかけられるも冷たい態度をとってしまう。すると暖簾が現れ…
【純烈 プロフィール】
メンバー:酒井一圭(リーダー)、白川裕二郎、後上翔太、岩永洋昭
2007年にグループを結成し、2010年「涙の銀座線」でユニバーサルミュージックからメジャーデビュー。「第75回NHK紅白歌合戦」で、7年連続「紅白」出場を果たす。「SHOW激!今夜もドル箱」(毎週火曜深夜1時)にもMCとして出演。11月には、「純烈 御園座初座長公演」が決定している。
新曲「奇跡の恋の物語」(作詩:藤井フミヤ 作曲:藤井尚之)、「純烈 in 日本武道館 純烈魂「初」」(Blu-ray、DVD、ライブCDと3形態)も好評発売中。
「テレ東プラス」では、純烈・白川裕二郎×岩永洋昭の対談をおくる。
※酒井一圭×後上翔太の対談はコチラ!

あの時、皆さんの支えがなかったら……たぶん潰れていたんじゃないかな(白川)
――まずはドラマのテーマにちなんで。白川さんと岩永さんが“純烈に入った後、自分はこう変わった”というところがあれば教えてください。
「純烈って、ずっとニコニコしているグループじゃないですか。僕は個人で役者をやっていた時、どこかに自分の理想像みたいなものがあったんですよ。“クールでかっこよくなきゃいけない”みたいな。デビューが戦隊もので、クールなかっこいい役だったので、自分の中ではそのイメージを崩しちゃいけないというのがずっとあって。
だけど純烈に入ったら、メンバーがみんなニコニコしていて、ファンの皆さんも年上の方が多いので、自然と“自分を見て笑ってもらえる、笑顔になってもらえる方にシフトチェンジした方がいいのかな”と思うようになりました。純烈に入って砕けたというか、自分をもっともっと出していいんだって思えるようになりました」
――自分を出すことで、楽になれたと。
白川「楽になりましたね。1人で役者をやっている時って、マネージャーはいましたけど、誰も忠告してくれる人がいなかったんですよね。周りに“白川はもうちょっとこうした方がいいよ”と言ってくれる人がいなかったし、本当はそういうことに自分自身が気づかなければいけなかったんですけど、なかなか気づけなかった。そういう意味では、ファンの皆さんやメンバー、事務所のスタッフに救われたかなと思います」

岩永「僕は純烈に入って、以前はできるだけNGにしていた歌とダンスをガッツリやることになって、たくさんレッスンを重ねて、今はずっとお客さんの前でカメラの前で歌い続けているんですよね。まず、この環境がありがたいなと思いますし、明らかに舞台度胸がついたのが自分でも分かります。
映像は撮り直しができるけど、舞台は生もの。ステージに出る時はものすごく緊張していましたが、純烈に入ってからは、“間違わない方がいいけど、間違うこともそんなに悪いことじゃない”という感覚を得ることができたので、プラスしかないんですよね。
3月いっぱいで卒業しますが、今までは人前でマイクでシラフで歌うなんて数えるくらいしかやったことがなかったので、それをほぼ毎日やらせてもらって、『紅白』や武道館……表現者として役者として、財産をたくさんいただけたという思いでいっぱいです」

――ドラマでは、各話の主人公たちが純烈に励まされて壁を乗り越えていく姿が描かれますが、白川さん、岩永さんも同じような経験はありますか?
白川「純烈のボーカルとして、歌を歌えなくなっちゃった時期、音程が取れなくなった時期、いくら練習を積み重ねても改善しない時期というのがあったんですよ。その時はとにかく苦しくて、長いこと“早く辞めたい”と思っていて。この苦しさから早く解放されたいんだけど、そういう時にファンの皆さんのお手紙を読むとね、“白川さんの声で、私は人生救われました”“元気をもらっています”と書かれていて、そういう励ましの声で救われたことは数え切れないほどありましたね。
そういう時期を乗り越えて初めて『紅白』が決まった時は、“あー頑張ってきて良かったなぁ”というのがありました。あの時、皆さんの支えがなかったら、たぶん潰れていたんじゃないかな」
岩永「僕もファンの皆さん、家族や地元・長崎の友達、親戚、僕が幼い頃からお世話になっているお医者さんとか、関わってくれた皆さんが芸能活動を喜んでくれる姿を見ると、それがパワーになっているのは間違いなくて。
『仮面ライダーオーズ/OOO』(2010~2011年)に出演しましたが、東日本大震災に見舞われた方が、“何もかも失ったけど、がれきの中から変身ベルトを見つけました。きれいに洗って今も持っています”と言ってくださって。仕事をする上でつらいこともあるけど、そういう皆さんの力があって、ここまでなんとか続けてこられたのかなと思います」

裕二郎さんとは、一生付き合っていきたい(岩永)
――ドラマが終わる頃には、いよいよ岩永さんがご卒業……。この2ショットも今後はなかなか見られなくなるわけです。練習期間も含めて2年半、同じ時間を過ごす中で、白川さんにとって岩永さんはどんな存在でしたか?
白川「言葉は悪いかもしれないですけど、岩永ってものすごくアホなんですよ(笑)。純烈って2007年に結成して十数年、メンバーと一緒にいるんですけど、やっぱりみんな純烈活動が長いから“これを言っちゃいけない”“こういう行動をしなきゃいけない”って言わなくても分かるし、しっかりしてるじゃないですか。だけど彼の場合は、まだ2年しか活動してないから、そのおきてみたいなものが分からなかったりするんですよね。そういうのを見てると“こいつやっぱアホやな……でもそこがかわいいんだよな”と。
岩永は僕より年下で、思い違いかもしれないけど、すごく慕ってくれているような気がするんですよ。普段はあまりメンバー同士でご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりすることってなかなかないんですけど、彼が入ってきてから、自然とそういう機会が増えた。彼も彼で不安だろうし、僕は純烈として、人生の先輩として、少しくらいならいろいろ伝えることができるんじゃないかと思ったので、結構一緒に行動していました。逆に僕自身も、彼にいろいろ話すことで心が落ち着くような……そんな存在だったんですよ。
いなくなってしまうのはものすごく残念だけど、役者に戻っても頑張ってほしいし、例え話ですけど、いつかまた劇場公演で“岩永洋昭”として共演できたらうれしいなぁと思っています」

――岩永さんにとって白川さんはどんな存在ですか?
岩永「僕は一人っ子で、自分のことを思い返してみると、そんなにベタベタするタイプじゃないんです。本当に尊敬する、気に入ったらガッといきますけど、ちょっと人見知りなので。
裕二郎さんとは同じ事務所なので昔から話はしていましたけど、ここまで仲良くなれたのは純烈に入ったからこそ。卒業しても、たぶんお互いに何か起きない限りは、一生付き合っていきたいなと思っています。
俳優に戻ったら、ここまで歌やダンスをする機会はないかもしれないけど、趣味で弾き語りをしていた時期もあるので、今後は継続的に練習しつつ、裕二郎さんといつか何か一緒にやれたらいいなと、僕は勝手に思っています」
白川「ツアー中も、バンドのギターの方によく質問してたよね」
岩永「そう……1人だと心細いから、いつか裕二郎さんと(笑)。たまに『ちょっといいですか?』って。お客さんも限定で、いつかそういうのができたら……だって、絶対楽しいんだから!」
白川「お前、まさか俺を使って金もうけを……(笑)」
岩永「チケット代は、飲み放題で5万円です!」
白川「高すぎなんだよ~!(笑)」

(撮影/倉持アユミ)
【3月18日(火)放送】
ep04:いまの自分が充実しすぎて恋愛や結婚に興味がない松永政子(山崎紘菜)は、突然横から飛び出してきた自転車とぶつかり相手の女性と口論に…そこへ暖簾が現れて…
ep05:純烈推しの高校生・田川夏帆(中村守里)は、イケメン転校生の貴島晴翔(池田匡志)が気になりつつも、推しがいれば恋なんていらない!と言い聞かせていた。ある日、晴翔から話しかけられるも冷たい態度をとってしまう。すると暖簾が現れ…
【純烈 プロフィール】
メンバー:酒井一圭(リーダー)、白川裕二郎、後上翔太、岩永洋昭
2007年にグループを結成し、2010年「涙の銀座線」でユニバーサルミュージックからメジャーデビュー。「第75回NHK紅白歌合戦」で、7年連続「紅白」出場を果たす。「SHOW激!今夜もドル箱」(毎週火曜深夜1時)にもMCとして出演。11月には、「純烈 御園座初座長公演」が決定している。
新曲「奇跡の恋の物語」(作詩:藤井フミヤ 作曲:藤井尚之)、「純烈 in 日本武道館 純烈魂「初」」(Blu-ray、DVD、ライブCDと3形態)も好評発売中。
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