グリーン上のボールを動かしてしまった! リプレース後だったら元に戻せる?【プロでも間違いやすいゴルフルール】
2019年に大規模なゴルフ規則の改正が行われ、2023年にも4年に1度の改定サイクルを受け、いくつかのルールが変更になった。このルール改定により、トーナメントではプロもルール誤認によって罰打を受けるなどの事態に。特にグリーン上でのルールは複雑なこともあり、間違いやすいため注意したい。
【間違いやすいルール4】
グリーン上でリプレース済みのボールを偶然動かしてしまった! 元に戻せる?
■リプレースしてあったボールは元へ戻す
グリーン上では、一度拾い上げ、既にリプレースしてあったボールが自然の力で動いた場合は、規則13-1d(2)「自然の力が動かした球をリプレースする場合」にもあるように、無罰で元の位置にリプレース。同様に、グリーン上ではプレーヤーが自分のボールを偶然に動かした場合も、無罰でリプレースになった。
このルール改定により、グリーン上でリプレースしたボールが自然に動いた場合だけは、無罰で元の位置にリプレースし直すことになった。ところが、2019年のヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップではぺ・ソンウが、Tポイント×ENEOSゴルフトーナメントでは篠原まりあが(競技委員の指示により)ルールを誤認。
両者ともストロークしてグリーン上に止まったボールをマークしようとした瞬間、ボールが自然に動いてしまった。この場合、正しくは「あるがまま」なのだが、誤って動き出す前の地点にボールを戻してしまった。これによりソンウは1罰打、篠原は競技委員の間違った裁定と認められ、無罰となった。
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