F1レーサー・角田裕毅選手が生活を見直すことで手に入れた大きな武器『NumberTV』#12
イチオシスト
NTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」では、さまざまなジャンルのトップアスリートを招き、彼らの競技人生における「最大の挫折」の真実に迫る『NumberTV』を配信している。その時何を感じ、どう壁を乗り越えたのか。選手本人が当時の写真と向き合いながら、復活までの道のりを明かす本格ドキュメンタリーだ。#12では、F1レーサー・角田裕毅選手の挫折と苦悩に迫る。
次元をきっかけにマインドが変わった角田は、視野が広がった
ゲームに熱中し体作りをおろそかにしたりと素行の悪さが目立つようになった角田だが、そんな彼に親身になってくれた当時のチーム代表であるフランツ・トスト。フランツの助言をきっかけに、速さだけでは結果を残せないと気づいた角田はレース以外の全てを見直すことでサーキットでの結果も変わっていったという。
生活を見直し、チームでのコミュニケーションを重視するようになった角田は、最終戦で自己最高の4位入賞を果たした。角田は「レースに対する時間をもっと増やすことはできましたね。そこで意識も鋭くなってきましたし、周りが見えるようになってきた」と視野が開け、自分がするべき仕事が分かるようになっていったと振り返る。
助言をきっかけに変わったマインドは、厳しいF1の世界で戦う大きな武器となった。チームメイトでの戦績では次第に勝ち越すようになり、安定した成績を収めていった。昨年のサンパウログランプリ予選では自身最高順位の3位を記録し、ランキングもキャリアハイの12位と、充実の1年を送った。しかし、まだまだ満足はしていないという。
角田は、ドライバーとしてチャンピオンを取るのが夢だと話し、「僕が完璧なドライバーに近づきたいですね。完璧なF1ドライバーになりたい、近づきたい」と、F1ドライバーは走りだけではなくタレント性や普段の振る舞いも重要だとして、その全てにおいて完璧に近づきたいと語った。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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