3COINSで3,850円の「音域別ワイヤレスイヤホン/MENSデバイス」は買いか!?
最近の3COINSは、スマホやゲーム関連のアイテムが充実しています。なかでもワイヤレスイヤホンはかなりの種類が発売されていますので、今回は「音域別ワイヤレスイヤホン/MENSデバイス」を購入しました。音域にこだわった製品ということですが、どの程度の音質なのか、実際に音楽を聴いて確認してみましょう。
3COINSが音域にこだわった3種類の男性向けワイヤレスイヤホンを発売!
オシャレなアイテムが女性に人気の3COINSですが、最近はスマホ用のワイヤレスイヤホンもかなり充実しています。
そこで今回購入したのが「音域別ワイヤレスイヤホン/MENSデバイス(以下:音域別ワイヤレスイヤホン)」です。価格は3,850円と3COINSではかなり高額。また、製品名にあえて“MENS”とあるので、やはり「男性向け」という位置付けなのでしょう。
確かに、箱はクラフト紙のような感じで、これまでのように女性向けとは異なるデザインパッケージですし、本体はクリアパーツが使われており、色も白、黒、グレーの3色とシックなカラーだけです。
また、この音域別ワイヤレスイヤホンは製品の本体カラーごとに音域が異なるのが大きな特徴。白は「高音域(HIGH)」、グレーは「高音低音バランス(MEDI)」、黒は「低音域(BASS)」となっています。
そこで今回は、この3商品のなかで標準的な「バランス」を購入して、どんな音質なのか、使い勝手はどうなのかを実際に確認したいと思います。
●3COINS「音域別ワイヤレスイヤホン/MENSデバイス」は→こちら
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「音域別ワイヤレスイヤホン」のスペックを確認
実際に音楽を聴く前に、音域別ワイヤレスイヤホンの装備やスペックを確認していきましょう。
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まず、音域別ワイヤレスイヤホンの充電ケースには蓋がありません。マグネットでイヤホンと充電ケースを固定する構造です。
イヤホンをある程度充電ケースに近づけると、磁石でカチッと付くので、鞄に入れてもイヤホンが落ちることはないでしょう。
イヤホン本体はイヤーピースを耳のなかに押し込むカナル型で、イヤーピースが計3種類も付属しています。自分の耳のサイズに合わせて交換できるので、自分に合ったものに付け替えるといいでしょう。
また、イヤホンの操作はタッチセンサー式になっています。とくにタッチセンサー位置に目印はないので、最初は多少慣れが必要になるかもしれませんね。
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基本スペックはこの手のワイヤレスイヤホンとしては標準的。Bluetooth Ver5.3、対応コーデックはSBCに加え高音質なAACに対応。対応プロファイルはHFP/A2DP/AVRCPとなっていますが、マイク機能はありません。
再生時間はイヤホンだけで約5時間、充電ケースを含めると約12.5時間となっています。バッテリーの充電時間はイヤホンが約1.75時間、充電ケースが約2時間なので、とくに急速充電には対応していないようです。
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そのほかの注目点は、マルチペアリングに対応していること。最大10台までの接続情報を保持できるため、タブレットやノートパソコンといった複数のデバイスで共有できるのは便利ですね。
なお、パッケージには表記がありませんが、低遅延モードにも対応しています。ワイヤレスイヤホンは音の遅延が少なからず発生するので、アクションやリズム系のゲームには不向きと言われますが、どの程度の遅延なのかこのあと確認してみましょう。
■3COINS「音域別ワイヤレスイヤホン/MENSデバイス(バランス)」のスペック
<イヤホン本体>
【通信方式】Bluetooth Ver5.3
【ドライバーユニット】φ8mm
【最大通信距離】10m
【対応コーデック】SBC/AAC
【対応プロファイル】A2DP/AVRCP/HFP
【バッテリー容量】25mAh
【連続再生時間】5時間(充電ケース込:12.5時間)
【充電時間】約1.75時間
【操作】タッチセンサー
【マイク】×
【ノイズキャンセル機能】×
【マルチペアリング】10台
【マルチポイント】×
【重量】約4g(片耳)
【サイズ】35×17×25mm
【専用アプリ】なし
【防滴】IPX4
【材質】ABS樹脂
【イヤーピース】3種類
【価格】3,850円
<充電ケース>
【バッテリー容量】230mAh
【充電時間】約2時間
【イヤホン充電回数】約1.5回
【サイズ】50×43×29mm
【重量】約25g
【充電接続】USB Type-C
【充電ケーブル】◯
音域別ワイヤレスイヤホンの音質や使い勝手は?
それでは音域別ワイヤレスイヤホンで、実際に音楽を聴いてみましょう。今回は標準音域の「バランス」を購入したので、どのような音質なのか確認するとともに、対応コーデックがAACにも対応しているため、SBCとの違いも確認してみます。
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まず、音楽を聴いた最初の印象は「少しボヤっとしていて音が大きいな」というものです。バランス型というより音域全体が上がっているようなイメージですね。
ボヤっとしたなかにも低音のインパクトはあるので、少しメリハリも感じられます。高音もそこそこ聴こえるので、全体的に音質はそこまで悪くない印象を受けました。
ボーカルの中音は標準的。高音と低音がそれなりに主張しているため、中音に特徴がないように聴こえるのだと思います。
また、SBCとAACの音質を比較してみると、AACのほうがウォーム感が追加され、音に膨らみや奥行きがあります。
逆に、SBCは中音がカラッとした軽やかな雰囲気で、人によってはSBCのほうが好みだと感じる人もいるでしょう。
そして、気になっていた低遅延モードですが、こちらは音ゲーで試してみました。通常モードではかなり遅延があってとてもプレイできない状態でしたが、低遅延モードを使うとなんとかプレイできるぐらいにはなります。体感で3〜4フレームほど違う感じですかね。
もちろん、RPGなどではまったく気になりませんが、やはり遅延が気になるので、音ゲーで使うには厳しいでしょう。
タッチ操作については、センサーの位置が分かりづらく、操作するたびにセンサーの位置を探してしまいます。
また、2秒長押しは反応がイマイチで、ゲームモードに切り替えるのに、毎回手間がかかってしまいました。
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まとめ
いかがでしょうか? 今回は3COINSの「音域別ワイヤレスイヤホン/MENSデバイス(バランス)」を、実際に購入していろいろ試してみました。
音質に関しては「バランス」というより、全体的にアッパー調整で音が大きめに設定されている感じ。低音と高音に少しインパクトがあるため中音が目立たず、これでバランスがよいかと言われると微妙ですね。
いずれにせよ、3,850円という値段は“取り合えずで買う”には高すぎます。どうせなら、もう少しお金を足して、音響専門メーカー製ワイヤレスイヤホンを買ったほうがいいかなと思いました。
※文中の価格はすべて税込です。
※記事中の商品は筆者が購入時点のものです(2025年2月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。
記事提供元:スマホライフPLUS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。