昨年3勝を挙げた川崎春花が、なぜ古いドライバーを使い続けるのか? 清原和博氏みたいに抱いて寝てた⁉
2024年シーズンに3勝を挙げた川崎春花。彼女を取材すると、高校からなぜ古いドライバーを使い続けるのかを教えてくれた。その内容をレポートしたい。
川崎が使用しているドライバーは2020年モデルの『SIMグローレ』(10.5度)ヘッドに『イミドアンドサンズプロト』シャフトを使用し続けている。なぜ古いヘッドを使い続けるのか?
「私自身ギアは無知なもので、それで高校のときからクラフトマンの方に全部調整をお願いしています。クラブは振ったときの感覚、振り感が大事なんです。振り感と球筋が合っていたら、いいなと思います。ドライバーはドローの曲げ幅や高さもコントロールできるのでいいなと思います。特にドライバーが好き。これを超えるものがないですね。古いクラブなので、サブのヘッドを持っています」
川崎がスイングで大事にしているのは、振り切ることだ。
「コースでは、基本的にトップから一気に振り切ることだけを意識しています。どうやって当てるかを考えると、スイングがおかしくなるからです。実際、2023年はいろいろなことを試しておかしくなりました。私の感覚では”グルグルグル”と上体を回して振り切るイメージですね」。振り切ることを大切にする川崎にとって、振り切ってイメージ通りの弾道が出るクラブがベストということだろう。
そのお気に入りのドライバーを大事に扱ったという彼女自身のエピソードが面白い。
「ドライバーをベッドで抱いて寝たこともありましたね。昔、父に『清原和博さん(元プロ野球選手)がバットを抱いて寝ていた』と言われて、『抱いて寝たら良くなるはず』と勧められて、クラブを抱いて寝たこともありますね(笑)」
これほど大事に扱うドライバーなら、今季も川崎自身のショットを助けてくれるに違いない。
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川崎の14本のセッティングを分析。関連記事【24年シーズン3勝・川崎春花の14本を分析! なぜ1WもUTもアイアンも古いモデルを使うのか?】を読めば、強さの秘密がわかります。
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