「中学校に通わない」宣言で炎上の小6フォートナイト実況者、父親がコメント 「やりたいことが本当にあるんだったらやったほうが良い」
中学校に通わないことを宣言して炎上した小学6年生のゲーム実況者「たろう」(登録者数18万人)の父親が複数の人気実況者の動画に出演し、この件についてコメントしました。
中学校に通わないことを宣言して賛否両論
たろうは人気ゲーム『フォートナイト』の実況者です。小学1年生から同ゲームを毎日プレイしており、8つあるランクのうち、最上位である「アンリアル」の常連となっています。10歳のときにはソロでアジア1位、世界ランキング23位にランクインするなど、高い腕前の持ち主として知られています。昨年、同じくフォートナイト実況者「キャプテンしょーた」(同62万人)のゲーミングチーム「EDGE」に加入しました。
そんなたろうは8日、自身のXで「小学校卒業後、中学校には通わないことを決めました」と報告。これに「特殊な道だとは思いますが、めちゃいいと思います、頑張って!」などと応援の声が寄せられた一方で、「さすがに小卒まじかフォトナいつサ終するかも分からんのに」といった批判の声も上がり賛否両論に。たろうのポストは現在までに3.8万件もの「いいね」が寄せられ、3400万回以上表示されるなど大反響となっています。
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「中学通わないことと大学に行けないこととかは、あんまり関係ないと思っている」
そんなたろうの父親が、ゲーム実況者の「新兵シャウト」(同18万人)と「けいき」(同16万人)の2本の動画に出演。X上に寄せられている様々な声に対してコメントしました。
けいきが「たろうくんは何になりたいの?」と尋ねると、たろうの父親は「まだ別に決まってない…」とボソリ。かつては「大人になりたくない」とたろうは言っていたそうですが、その後は大会に出場するために歳を重ねたいと言っていたのだとか。現在、たろうにはプロゲーマーやYouTuberになりたいといった具体的な目標はなく、今一番やりたいのは競技だそうです。
小卒では就職が厳しいとの声に対しては、たろうの父親は誤解が生じているとします。中学は通わないものの籍は置いておき、卒業するために努力はすると訴えます。高校や大学はどうするか現時点ではわからないものの、「中学通わないことと大学に行けないこととかは、あんまり関係ないと思っている」とするたろうの父親。勉強自体は家でするといい、「ぶっちゃけ受験のための学力つけるのだったら1日2時間以内で、家のほうがむしろつくので」と自信を見せます。
Xで寄せられる声には強めの口調が多いものの、たろうの父親は「基本的に、やっぱり心配してくれてコメントしてくれてるんだな」と感謝しているとのこと。そのうえで、「難しいですよね、将来のこととか人生のことって」と心中を明かします。

「競技をやる決意表明のつもりのツイートだった」
新兵の動画でも、けいきと同様に視聴者に代わってたろうの父親に対して質問を投げかけます。冒頭、新兵は前提として「中学校行かなくてもいいっていう人もいるけど、自分の子供やったら絶対中学校行けって俺は言うと思う」と本音を伝えたうえで、たろうの父親の考えに耳を傾けます。
中学に通わないと宣言した真意について、「行けるときに行く」では先生や周りの生徒に迷惑をかけてしまうため、「もう完全に行かないで、まずは集中して自分のやりたいことやったほうがいい」との考えを明かします。たろうの通う予定の中学校は地方にあるため生徒の数が少ないらしく、卒業まで学校側が手厚くサポートしてくれるとのこと。こうした詳細は文字数制限のあるXではなかなか伝えきれないため、新兵も「Twitter(X)短いからなぁ」「捉え方だよね」と、決断の背景が伝わらないもどかしさに同情します。
たろうの父親によると、くだんのポストは「競技をやる決意表明のつもりのツイートだった」とのこと。想像と違って大反響となったものの、強い口調のコメントにも「当然だわな」と一定の理解を示します。「YouTubeだけやるんだったら学校行くのが良いと思う」と述べつつ、たろうは世界大会出場を目標に掲げているため1日7時間の練習でも足りないのだそう。「(勉強とゲーム練習の)両方をやるっていうのは体壊れる」「体壊すほどやるっていうのは親として止めないといけないから」と決断の背景を説明するとともに、1日1時間は絶対運動させていることや、家で1〜2時間は勉強させるようにしていると語りました。
学校に行きたくないと感じている子どもに向けても「やりたいことが本当にあるんだったら、それをやれるならやったほうが良い」とアドバイスするたろうの父親。「フォートナイトが終了したらどうするのか」との声に「本当にそのとおりだと思う」と同意する一方で、「別にどうしようもできない」「全く新しいことをするしかない」ときっぱりと述べます。会社に入っていても、いつどうなるかわからないのは同じだと訴えるとともに、学歴がないと雇ってもらえない会社ばかりではないため、そのとき考えたら良いとコメントします。
最後に新兵は「全部が全部賛成するかって言われたら難しい」とまとめつつ、「応援してるよ」とエールを送っています。
コメント欄には「人生においてどんな選択をしたって苦労や困難は必ずある、大事なのは自分がその道に向かって良かったって思える生き方をする事だと思う」「心配するのはいいけどアンチとかはその人の人生なんだから干渉するのはやめた方がいいと思う」「本気で頑張るなら応援するし頑張ってほしい」といった声が上がっています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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