アカデミー賞4部門ノミネート。ロバート・エガースの吸血鬼映画「ノスフェラトゥ」
「ウィッチ」「ライトハウス」「ノースマン 導かれし復讐者」の鬼才ロバート・エガースが、F・W・ムルナウのサイレント映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」を独自の視点を織り込んで新生させたゴシック・ロマンスホラー「ノスフェラトゥ」が、5月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテなどで公開される。
不動産業者のトーマス・ハッターは、城を売却したいオルロック伯爵に会いに出かける。その間、新妻のエレンはトーマスの友人であるフリードリヒの家で過ごすが、夜な夜な夢に現れる正体不明の《彼》に怯えていく。時を同じくして、街にさまざまな災いが起き……。
幼い頃に「吸血鬼ノスフェラトゥ」の虜となり、高校時代には舞台化脚本を執筆して上演したというロバート・エガース。映画監督となり、3度目のチャレンジでついに映画化を実現させた。スタジオに約60のセットを組み、ねずみ約2000匹を使うなど、“本物”を追求した映像世界で観る者の目を奪う。
エレン役はジョニー・デップの娘であるリリー=ローズ・デップ、オルロック伯爵役は「IT/イット」シリーズのビル・スカルスガルド、事態の真相に迫るアルビン・エーバーハルト・フォン・フランツ教授役はエガース監督と3度目のタッグとなるウィレム・デフォー、トーマス役はニコラス・ホルト、フリードリヒ役はアーロン・テイラー=ジョンソンが務める。
第97回アカデミー賞では撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門にノミネート。恐ろしくも美しい吸血鬼映画に注目したい。
「ノスフェラトゥ」
監督・脚本:ロバート・エガース
出演:ビル・スカルスガルド、ニコラス・ホルト、リリー=ローズ・デップ、アーロン・テイラー=ジョンソン、エマ・コリン、ラルフ・アイネソン、サイモン・マクバーニー、ウィレム・デフォー
2024年/アメリカ・イギリス・ハンガリー/PG-12
原題:Nosferatu 字幕翻訳:松浦美奈
配給:パルコ、ユニバーサル映画
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記事提供元:キネマ旬報WEB
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