100円ショップに月1回以上行く人は68%! 楽しさの裏で耐久性に不満も【クロス・マーケティング調べ】
「なんでも100円(300円)」という価格の分かりやすさと、「失敗してもいいや」と思える金額設定から、多くの人に手軽で便利な買い物先として馴染み深い100円ショップ(100均)や300円ショップ。クロス・マーケティングが実施した調査によると、月に1回以上100均を利用する人は68%に上るという。この調査では、利用頻度や何を購入しているか、ショップへのイメージ、さらには1,000円以上の商品への興味についても詳しく分析されている。
価格均一ショップの利用頻度と人気商品
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調査は全国20歳から69歳の男女1,100人を対象に実施された。その結果によると、特に20代から30代では「週1回以上」利用する人が約2割と高い割合を占めており、価格均一ショップが日常生活に密着した存在であるようだ。
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また、購入される商品は「文具・事務用品」「キッチン消耗品」「掃除用具」が上位を占めており、一方で「美容・コスメ用品」「食品」「衣料品」は購入されることが少ない傾向が見られる。いわゆる消耗品類は「100均でいいや」という気持ちになり、コスメや衣料などある程度の期間使用するものは、100均を避ける傾向にあるようだ。
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価格均一ショップのイメージについては、「さまざまな商品があり、店内を見て回るのが楽しい」というポジティブな意見が最も多く挙げられた一方で、「耐久性が低く、すぐに壊れてしまう」といったネガティブなイメージも一定数存在している。特に女性は「目的以外の商品もつい買ってしまう」といった傾向が強く、買い物自体を楽しむ場として訪れている様子がうかがえる。
高額商品の需要と購入体験
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近頃は100均でも300円、500円など高額商品を取り扱っている店もあるが、そういった商品に対して人々はどう感じているのだろうか。調査結果を見ると、1,000円以上の商品にも一定の需要があるようで「一般の店と比べればお得だと思う」「他にはない機能がある」「良い素材を使っている」といった理由で高額商品への関心を示す人々も多い。だが「高額な商品には興味がない」と回答した人も3割程度存在し、この価格帯の商品展開には賛否両論があるようだ。
さらに、「買ってよかったもの」として挙げられたものはトートバッグ、シャンプー用ボトル、着圧ソックス、タンブラー、毛糸など、意外にもみんなが購入したがらない衣料品が多く、「専門店と同等の品質」「長持ちした」と評価されていた。一方、「失敗したもの」としてペーパータオル、毛玉とり、ゴム手袋、ラッピング袋、収納グッズなどみんなが購入しがちなキッチン消耗品などが多く見られた。「スーパーやホームセンターより割高だった」「すぐ壊れた」という意見があり、消耗品だからといって100均で買うのが正解、というわけではないようだ。消費者として、100均とその他の量販店とをうまく使い分けて、この物価高騰の時代を乗り切りたいものだ。
出典元:【株式会社クロス・マーケティング】
※サムネイル画像(Image:rainyclub / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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