テレビの街頭インタビューの”ヤラセ”、エキストラ経験者が実情を暴露した動画が話題
元“クライシスアクター”の女性が、テレビのヤラセインタビューについて語ったYouTube動画が話題となっています。
テレビでのエキストラ経験を暴露
時事問題や政治的な内容に関する動画を投稿している「ダニエル社長」(登録者数13万人)は2月3日、「【※元やらせ役が暴露】テレビ局の嘘と闇をぜんぶ暴きます|クライシスアクターとフジテレビ炎上」と題する動画を公開。「人生相談須田黒田事務所」(同1.9万人)の「須田美貴」との対談動画を公開しました。
クライシスアクターとは、救急隊員や警察官の訓練のために、災害や事件の被害者役として訓練に参加する俳優やボランティアのことで、エキストラと呼ばれることもあります。
ダニエル社長は2022年5月に須田との対談動画を投稿しており、今回話題となっているのは、それを再投稿したもの。ちなみに須田は自身のチャンネルでも、2022年4月の動画でクライシスアクターの経験について語っています。
過去に街頭インタビューを受けたことも、したこともあるという須田。「アナウンサーやレポーターがインタビューしてると思ってるかもしれないですけど、そのインタビューしてる人もエキストラだったりします」と明かします。エキストラとして「便秘ですか?」「元彼の悪口を言ってください」といった答えにくい質問に答えたこともあると振り返ります。
テレビ番組が新店の取材をする際には、エキストラとして行列に並んだこともあるそう。須田が「行列を作るマーケティングもね、別にダメじゃないと思うんですけどね」と述べると、ダニエル社長も「テレビの番組枠買えますからね」と同意します。
須田は「〇〇を1週間食べ続ける」といった企画にも参加した経験があり、予算のある番組では実際に1週間後に撮影を行うこともあったそうですが、人件費が限られている場合は服装を変えて1日で撮影することもあったのだとか。
仕込みかを見分けるポイント
仕込みかどうかを見分けるポイントは「3つある」とのこと。ブランド物は「スポンサーの関係」でテレビに映せないため、エキストラの仕事の際にはロゴが入っていない服を着るよう指示されていたといいます。そのため、「服装があからさまに無地だったら怪しい」のだとか。
他にはインタビューを受けている人が「どういうグループか」を見るのも重要だそう。例えば遊園地でのインタビューの際、母親と子どもばかりが答えている場合はかなり怪しいそうで、「エキストラの仕事をしてる人が、主婦が多いんだと思います」「それだけで稼げるっていうほどの稼ぎにはなんないし」と、その理由を推測します。子どもへのインタビューでも、すらすらと答えている場合や「センシティブな内容」に答えている場合は「子役なんじゃないかな」と須田は述べています。
須田が最後にテレビに出たのは「スタジオからのリモート出演」だったのだとか。当時はコロナ禍で、感染対策のためにスタジオは人数制限をしていると言いながら、実は同じスタジオの一角にリモート出演用のブースを作って同じ空間で収録をしていたそう。「見せかけだけなんですね」というダニエル社長に「そんなのばっかりなんじゃないですかね」と応じ、「みんな気付こう!」と呼びかけています。
中居正広の女性トラブルを巡ってフジテレビに批判が集まっていることもあってか、この動画は公開から2日で30万回以上再生されています。コメント欄には「ヤラセしかない世界でしょ」「本当に日本のテレビって気持ち悪いですね」「テレビの仕込み許せないですよね」といった声が上がっています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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