「デュオ 1/2のピアニスト」新ビジュアル&予告編、坂本彩・坂本リサ姉妹のコメント公開
実在するフランスの双子ピアニスト、プレネ姉妹をモデルに、難病に見舞われた双子姉妹が苦しみながらも夢を追っていく姿を描いた「デュオ 1/2のピアニスト」が、2月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開される。新ビジュアルと予告編が解禁され、注目のピアノデュオである坂本彩・坂本リサ姉妹よりコメントが到着した。
幼少時よりピアノに情熱を注いできた双子のクレールとジャンヌ。父の厳しい指導を受け、名門カールスルーエ音楽院に入学し、ソリストを目指して練習に励んでいた。そんな中、姉妹はともに両手が不自由になっていく難病にかかっていることを知る。それでもピアノがすべてだと改めて気づき、家族に支えられながら突き進む──。
短編「216 mois」で注目されたフレデリック・ポティエ&ヴァランタン・ポティエ親子がメガホンを執り、プロデューサーを「コーダ あいのうた」のフィリップ・ルスレが担当。クレールを『エミリー、パリへ行く』のカミーユ・ラザ、ジャンヌを新星メラニー・ロベールが演じ、父親役でフランク・デュボスク、母親役でイザベル・カレ、ピアノ講師役でエリザ・ダウティが出演する。姉妹が編み出す奏法とともに、運命を見届けたい。
坂本彩・坂本リサ姉妹コメント
小さい頃から切磋琢磨し、ピアノを弾き続けてきたクレールとジャンヌの姿を、つい自分たちと重ね合わせながら観入ってしまいました。私たちにもそれぞれに挫折しかけた時期、片やピアノの前で泣き崩れ、片や励まし続けた夜、⾔葉にせずともお互いを理解し合いながら苦楽を共にしてきたこと。私たちとピアノのことに昔から全力を注いでくれる両親のことも頭に浮かび、目頭が熱くなりました。そして、人生の選択に正解がないことの難しさとその可能性の広さについて深く考えさせられました。
私たちも“1/2”。⽋けている部分は互いに補い、一緒に演奏していると喜びやアイディアが何倍にも拡がる。でも、クレールとジャンヌと同じような絶望、苦境に陥った時、彼女たちのような選択をする勇気を持てるでしょうか?あの特別な発想と演奏スタイルは彼⼥たちにしか成し得ないことであり、そこにたどり着いたのはまさに驚異的なこと。彼女たちが再び得た音楽への強烈な愛は、私たちの心にも新鮮な風を呼び起こしました。
「デュオ 1/2のピアニスト」
監督:フレデリック・ポティエ&ヴァランタン・ポティエ
製作:フィリップ・ルスレ
撮影監督:ダニー・エルセン
音楽:ダン・レヴィ
コンポーザー:ダン・レヴィ
音響:マルク・ドワーヌ
出演:カミーユ・ラザ、メラニー・ロベール、フランク・デュボスク、イザベル・カレ、エリザ・ダウティ
2024/フランス/109分/カラー/ビスタ/DCP/5.1ch/G
原題:Prodigieuses 英題:Prodigies 字幕翻訳:星加久実
提供:フラッグ、シンカ 配給:シンカ、フラッグ
© 2024 / JERICO – ONE WORLD FILMS – STUDIOCANAL – FRANCE 3 CINEMA
公式サイト:https://www.flag-pictures.co.jp/duo-pianist/
記事提供元:キネマ旬報WEB
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