米4年目に掲げた目標 古江彩佳は1アンダー発進「良くもなく悪くもなく」
<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日◇30日◇レイクノナG&CC(米フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>
米ツアー4年目の開幕戦。古江彩佳は1アンダー・14位タイで初日を終えた。アンダースコアにはまとめたものの、4バーディ・3ボギーという内容には「良くもなく悪くもなくっていう感じ」ともどかしさも残した。
全体トップの組で10番からティオフ。6メートルを流し込んでバーディ発進を決めると、12番では手前10メートルから“コロン”とジャストタッチでバーディ。ロングパットが冴え、「すごく助けられた」といい流れを作った。
だが、13番で1.5メートルを外してボギーとするなど、ショートパットがなかなか決められなかった。7アンダーの単独首位で飛び出した昨年よりもグリーンが柔らかく感じているものの、「入れたいし、打っていきたいけれど、グリーンが柔らかくても速さはすごく出ている。目もあって、曲がりやすくて難しかった」。チャンスを決め切れず、ミスをうまくカバーしきれなかった。
パーオン率は61%(11/18)で、ショットにも改善を求める。きょうの昼間は25度まで気温が上がった。「寒いところ(日本)から暖かいところにきて、自分の距離感は信用しづらかった。(オフは)シーズン中よりもスイングしていなくて、当たった感触もうまく修正できなかった」と、タテ距離を合わせる調整をしていきたいところだ。
昨年は「パリ五輪」の代表争いに向けて、より一層の気合を入れて開幕戦に臨んでいた。今年もまた目標を持っている。「今年は今年で、序盤の試合で優勝したことがないので、そこにトライして優勝したい。飛ばしていけたら」。もちろん、この開幕戦で叶えば最高だ。
「バーディは獲れているけれど、もったいないボギーがすごく多い。そこを注意しながらボギーなしを目指して頑張りたい」。ショットの精度を研ぎ澄ませながら、上位に浮上していきたい。(文・笠井あかり)
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