通夜に集った4人 財産をめぐってだまし合い 2013年の舞台を映画化 玉城裕規主演「NOT BEER」公開決定
2013年に劇団オレガユナイテッドによって上演された「Not beer but low-molt beer」の映画化作「NOT BEER」が、2025年5月30日より劇場公開されることが決まった。
「NOT BEER」は、認知症だった瀧ハルエの通夜の日に集まった4人が、ハルエの財産をめぐりウソを繰り広げる小さな奇跡の物語。主人公の人のいい詐欺師・鮫島優と鮫島をアニキとして慕うチャラ詐欺師・押切淳平が、金の買取業者として瀧ハルエの懐に入るも、間もなくハルエは亡くなってしまう。ハルエの通夜を聞きつけて集まってきたのは、鮫島と押切のほか、ハルエの孫と名乗る早妃と弁護士の辻。ハルエから預かった遺言書を辻が読み上げると、20時の時点で通夜に残っている人が財産を相続する権利があることが明かされる。4人が織りなす一夜のだまし合いの物語となっている。
主役の鮫島優を演じるのは、「刀剣乱舞」「弱虫ペダル」などの舞台のほか、「罠の戦争」などのテレビドラマに出演している玉城裕規。押切淳平役を、現在放送中のスーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」に出演している相馬理が務める。さらに、孫の二階堂早妃役に永瀬未留、遺言書を持ってくる弁護士・辻和成役に伊藤慶徳、瀧ハルエ役に金子早苗が顔をそろえる。メガホンを取るのは、本作が初の商業映画監督となる中川寛崇監督。
中川寛崇監督と、舞台では押切淳平役を演じた川又崇功プロデューサーのコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■中川寛崇監督
このたび、僕の初めての長編商業映画が劇場公開される運びとなりました。映画館という特別な場所で、皆さまに作品をお届けできることを心から嬉しく思います。
本作の制作には、学生時代に共に映画を学んだ仲間たちがスタッフとして参加してくれました。彼らの情熱や創造力に支えられ、劇場公開という夢に見ていた瞬間が現実となり、本当に幸せです。
主演を演じてくださった、鮫島役の玉城裕規さんと押切役の相馬理さんをはじめ、キャストの皆さんもそれぞれのキャラクターを見事に体現し、物語に深みと温かさを与えてくださいました。特に、鮫島と押切のコンビが繰り広げる会話劇は、本作の大きな見どころです。撮影現場では笑いが絶えず、編集作業中には涙をこらえる場面もありました。
本作は一見すると騙し合いをテーマとした物語に見えますが、その裏には人間関係、信頼、そして嘘の本質が描かれています。この物語が、観てくださる皆さまの心に色々な感情や新しい発見を生み出してくれることを願っています。
ぜひ劇場でご覧いただき、鮫島たちの”完全に計画通り…とはいかない”物語をお楽しみください
■プロデューサー 川又崇功
公開日の2025年5月30日から丁度3年前に作った映画「NOT BEER」。
クラウドファンディングでご支援いただいた皆々様、この3年の間に「NOT BEER」を知り、応援して下さっていた方々のおかげでようやく公開出来ることとなりました。本当にありがとうございます。
長らくお待たせしておりましたが、ご期待にお応えできる作品になったと心から自信を持ってお届けします。
「NOT BEER」の公開という夢を叶えてくれた皆様は、この映画の「共宴者」です。その共宴者の輪がこれからもっともっと広がることを心から願っています。
ぜひ劇場で、この映画と再会してください。この特別な瞬間を共有できることが、僕たちにとって何よりの幸せです。
本当にありがとうございます。そして、映画館で乾杯しましょう!
【作品情報】
NOT BEER
2025年5月30日(金)~6月12日(木)、シネマート新宿にて2週間限定上映
配給:Go×En
© Go×En
記事提供元:映画スクエア
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