深夜に裸…ゾンビにプロレス、暖簾の中に自転車?純烈ドラマの舞台裏【取材会 全文】
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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今夜は...純烈」(毎週火曜深夜24時30分)を放送!
様々な境遇の中でしがらみや心の葛藤と戦いながら生きる各話の主人公が、純烈の生き様や歌によって背中を押され、“前へ突き進む勇気を持つ”「純烈状態」へ誘う応援ドラマだ。
【動画】リーダー酒井が感動の涙…純烈・初の日本武道館!~純烈魂~を無料配信!
「テレ東プラス」は主演の純烈を直撃。囲み取材の様子を、ほぼ全文でおくる。
▲左から、純烈の後上翔太、白川裕二郎、岩永洋昭、酒井一圭
――まずは、連続ドラマの企画を聞いた時の感想からお聞かせください。
酒井「“嘘や、ドッキリや!”と思いました。台本を読んで“純烈のスケジュールないんやな。それなのにうまいことやってくれたな~”と。ホンマに頭が下がるなという思いでした」
岩永「ドラマと聞いていたんですけど、いざ目を通してみたら、ドラマというよりもコント?(笑)。台本を読んだ時点では“どうなるんだろう?”と思っていましたが、現場を経た今は、仕上がりが楽しみです!」
後上「タイトルもキービジュアルも純烈ですが、各話のキャストの皆さんが“あーっ、あの方だ!”という方々ばかりだったので、“純烈がメインで大丈夫?”という心配がありました。
あと、純烈が主演なのに、スケジュールを見たら数日しか抑えられていなかったので、“どういうことなんだろう?”と思って…ビックリしました」
白川「最初に話を聞いた時は、正直“セリフ覚えられるかな”と思いました(笑)。でも台本を読むと、純烈役を純烈が演じるという設定だったので、特に役作りすることもなく、セリフもそこまでなかったんですよ。ほぼ歌唱シーンだったのでちょっとホッとしました」
――リリースに「この企画は狂っていて面白い」というコメントがありましたが、どの辺りを見てそう感じたのでしょう。
酒井「まず純烈をドラマに起用する、しかも主演と歌、タイトルも『今夜は…純烈』。いやーやっぱり“この人たち大丈夫か?”って思いますよね。朝ならまだしも、おばあちゃんたち寝てるし、その時間帯は(笑)。“何考えてんねん!”と思って。
僕は毎回、嬉しい時にそう思うんですね。ゴールデンの番組に出る時もそうですし『紅白歌合戦』に出る時もそうなんですけど、“純烈をよう選んでくれたな~おかしいやろ”と思う。巡業している我々を起用するって、よっぽど思い切ってやらないとできないことだと勝手に思ってるんですよ。これだけスケジュールがない中、ようこれだけのクリエイターさんが集まってくださったなと。
現場で何シーンか撮った後、セットのところにドラマの首脳陣がいらっしゃったので、そこにファーッと行って“ようやってくれましたな~。これ、ヤバいやろ”みたいな話をしたんです。そうしたら企画の北野篤さんとプロデューサーさんが、『普段の酒井さんを見てヤバい人だなと。1回仕事をしたいなと思ったんです』みたいなことをおっしゃったんですよ。やっぱりおかしい人たちだと思いました(笑)。
何年かに1度こういう現象が起きるんですよ。そしてこういう現場は、すごく仕事がやりやすくて継続性がある。だからこのチームとは、今後もいろいろな企画でお付き合いいただけたらいいなと…そんな出会いだったと思います」
白川「撮影期間がめちゃくちゃ短かったんですよね。明け方まで撮影している日もあったので、ここのスタッフさんはすごいな~って。ある意味、ヤバい人たちだと思いました」
後上「純烈らしく、お風呂で上裸で撮ったシーンが結構あります。深夜におじさんたちが上裸になってキャッキャやって、それをスタッフさんも『面白れぇ~』と笑っている。“ちょっと普通じゃないよな”っていう瞬間が度々ありました」
岩永「個人的には久しぶりのドラマの現場だったので、みんなで協力して作品を作り上げる瞬間を“懐かしいな”と感じながら、でもやっぱり携わる人って、どこか普通じゃないというか…そういう感覚がありました」
――台本を読んで、純烈が“天使や妖精”のような存在で、純烈化するとみんな幸せになる…そう解釈しました。皆さんは、ドラマの中の純烈という存在をどう解釈しましたか。
酒井「たしかに作品的にはそう描かれていたんですけど、演じる時は普段通りの純烈。妖精とか幻のような雰囲気を出さない方が面白くなるだろうと思ったので、できるだけ普段のように…を心掛けました。
でも地方に行くと、『純烈って本当にいたんだ!』みたいなことがあるし、手を合わせるおばあちゃんもいます。エンジェル感というかゆるキャラみたいなところがあるのでね(笑)」
岩永「例えるとしたら“こびとづかん”とかあるじゃないですか。どこか可愛げのある…そういう感覚で見られているのかなと思いますし“ドラマの立ち位置もそんな感じなのかな?”と勝手に思っています」
後上「台本に書かれていることが普段やってることだったんですよね。でも、それを普通にやった時に浮いているように見えるっていうのは、純烈っていうのは、やはりどこか浮世離れしたところがあるのかなと。ニュースで『今年も厳しいですね』と言っている中、“あのおじさんたち、いつもヘラヘラして変だ”と思われているのかも(笑)。今回の台本を通して、改めてそういうところを認識しました」
白川「傍から見たら、僕たちこそヤバい人なのかもしれない(笑)」
酒井「それは俺が原因やな。メンバーはみんな至って普通の人なので、楽屋でもしんどい時はボーっとするじゃないですか。そうすると俺が『笑ってりゃあいいんだから、純烈は』と……そういうことだと思うんですよね。だから僕は今回の台本を読んだ時、頑張って笑ってきて良かったなと思いました。
コマーシャルとかもそうなんですけど“なんでこいつら、こんなド派手な服着てるんだろう”とか、そういう風に思われるためにやってるんですよ。社会と真逆をいく…。そういう意味でも今回のドラマは、いい料理の仕方をしていただいたなと思います」
白川「僕的に今回のドラマは、純烈のコンサートをそのまま持ってきたというイメージ。お客さんが役者さんで“純烈のライブはこういう感じなんだよ”というのを見てもらいました」
酒井「そういえば、ゾンビやプロレスが出てくるシーンがあったよね?(笑)」
メンバー「あったあった!」
――ドラマは“悩んでいる人たちが純烈に触れて幸せになる(=純烈化)”というお話ですが、メンバーの皆さんが“誰かと接したことで幸せになった”という体験があれば教えてください。
酒井「それはもう毎日、何らかの形でありますよね。この間、能登で歌ったんですけど、目の前に82歳のおばあちゃんがいて、そのおばあちゃんがバンバン喋りかけてくるの。元気やなぁって(笑)。最後『じゃあ一緒に(ステージに)上がろう!』と誘ったら、やれ踊りだす、最終的に自分の柔軟性を自慢し始めるで、もうどんちゃん騒ぎ(笑)。それを見てる人たちがまた“わーっ”となるんですよね。
もちろん普段から、ライブでお客さんに元気をもらうんですけど、無料ライブで被災地の方々が来た時、圧倒的にあちらのパワーの方が上で、まさに『紅白』前の健康センターがそうだったんですよ。純烈が応援しに行ったはずなのに、逆に応援されたというのがものすごく嬉しくて…。あれはすごかった! 能登の底力!」
岩永「僕も能登での体験が、強烈に印象に残っていますね。終わった後、みんなが言っていたんですよ。『健康センター時代、昔を思い出した』って。僕はその時代をステージで経験していないので、改めてすごいなと思いました。“これこそ純烈の真骨頂なんだ”というのを初めてステージ上で感じて、いいなって思いました」
後上「純烈は、コンサートでお客様の席にお邪魔して握手するんですけど、地方に行くと、おばあちゃんが『あんた頑張って歌ってるわね~』と言って、袋に入った小さなあめをくれたり、顆粒タイプののど薬の半分ぐらいなくなったやつをくれたりするんですけど(笑)、その時の気持ちで“これをあげたいな”と思ってくれるわけじゃないですか。そういうピュアな“お裾分けするよ”みたいな優しさに触れると元気になります」
白川「僕は“純烈化”という意味でいうと、去年、後上さんが結婚して、お相手の方が元AKB48のキャプテン・横山由依さんなんですよね。AKB48といったら、日本のスーパーアイドルじゃないですか。その横山由依さんが後上さんと一緒になった…いわば横山さんも純烈化されてしまう!(笑)」
酒井「そやなーそれは残念やな~。なんで結婚したんやろうか!」
白川「それが一番悔しいです! 力が抜けました」
後上「悔しがってるみたいです!」
岩永「それは純烈化なのか?(笑)」
後上「純烈化していたら、注意したいと思います!」
――ドラマで印象に残っているセリフや共感したシーンがあれば教えてください。
酒井「セリフ、全く覚えてへんなぁ~(笑)。ゾンビおったなとか、ブロレス出てきたなとか、暖簾の中から自転車突っ込んできて歌ってたなとか…そういう深夜感がありました。
茨城県の笠間でロケをしたんですけど、僕ら笠間の応援大使をやらせていただいてるんですね。笠間に演歌の若い人たちがキャンペーンするショッピングモールがあるんですけど、たまたまそのキャンペーンを笠間市で働いている方が見てくださっていて…。『かさま新栗まつり』にも出演していて、ちょっとご縁がある場所やったんです。
一軒家のロケもその方が貸してくれたので、実はゾンビの家は純烈ファンの家やったんですよ。そういうことは覚えてるんだけど、ロケの時、あまり寝れなかったのもあって……誰か、セリフ覚えてる?(笑)」
岩永「毎話ごとに一言、二言ぐらいセリフがあったけど…」
酒井「でもそれがなんやったかは、全く覚えてないです。それこそハリケンジャーとかガオレンジャーとか仮面ライダーの時の方が覚えてるなぁ」
白川「脳が若かったんだよ(笑)」
酒井「じゃあもう覚えられないってこと?」
岩永「自分たちのセリフは覚えてないんですけど、僕たちが何か言って歌ってから純烈化した主人公が言ったセリフ……それももう覚えてないんだけど」
白川「なんだよ~覚えてないのかよ(笑)」
岩永「覚えてないけど感動したの」
酒井「ただ今回の企画って、純烈を見抜いてるんですよね。世の中の人たちって真面目に頑張って生きてるじゃないですか。別に上司とか、頭にきたらぶっ飛ばしてええのに、みんなお金のために我慢する。それは僕、やったことない競技なんですよ、むしろ禁じ手で。
そういうすべての既成概念に対して“別にそんなことあんたが勝手に決めてるだけで、もっと楽な方法はいくらでもあるよ”という感じで純烈をやっているので、ドラマでは、そこが思いきりメッセージになっている。でもトータル的には“風呂入れや”っていう話だと思います(笑)」
【純烈 プロフィール】
メンバー:酒井一圭(リーダー)、白川裕二郎、後上翔太、岩永洋昭
2007年にグループを結成し、2010年「涙の銀座線」でユニバーサルミュージックからメジャーデビュー。「第75回NHK紅白歌合戦」で、7年連続「紅白」出場を果たす。「SHOW激!今夜もドル箱」(毎週火曜深夜1時)にもMCとして出演。
新曲「奇跡の恋の物語」(作詩:藤井フミヤ 作曲:藤井尚之)も好評発売中。2月26日(水)には「純烈 in 日本武道館 純烈魂「初」」をBlu-ray、DVD、ライブCDと3形態でリリースされる。
1月28日(火)まで明治座、2月6日(木)からは新歌舞伎座で座長公演が開幕。11月には、「純烈 御園座初座長公演」が決定している。
3月4日(火)から、ドラマチューズ!「様々な境遇の中でしがらみや心の葛藤と戦いながら生きる各話の主人公が、純烈の生き様や歌によって背中を押され、“前へ突き進む勇気を持つ”「純烈状態」へ誘う応援ドラマだ。
【動画】リーダー酒井が感動の涙…純烈・初の日本武道館!~純烈魂~を無料配信!
「テレ東プラス」は主演の純烈を直撃。囲み取材の様子を、ほぼ全文でおくる。
▲左から、純烈の後上翔太、白川裕二郎、岩永洋昭、酒井一圭
ドラマのスタッフさんと“ようやってくれたな~。これヤバいやろ”みたいな話をしました
――まずは、連続ドラマの企画を聞いた時の感想からお聞かせください。
酒井「“嘘や、ドッキリや!”と思いました。台本を読んで“純烈のスケジュールないんやな。それなのにうまいことやってくれたな~”と。ホンマに頭が下がるなという思いでした」
岩永「ドラマと聞いていたんですけど、いざ目を通してみたら、ドラマというよりもコント?(笑)。台本を読んだ時点では“どうなるんだろう?”と思っていましたが、現場を経た今は、仕上がりが楽しみです!」
後上「タイトルもキービジュアルも純烈ですが、各話のキャストの皆さんが“あーっ、あの方だ!”という方々ばかりだったので、“純烈がメインで大丈夫?”という心配がありました。
あと、純烈が主演なのに、スケジュールを見たら数日しか抑えられていなかったので、“どういうことなんだろう?”と思って…ビックリしました」
白川「最初に話を聞いた時は、正直“セリフ覚えられるかな”と思いました(笑)。でも台本を読むと、純烈役を純烈が演じるという設定だったので、特に役作りすることもなく、セリフもそこまでなかったんですよ。ほぼ歌唱シーンだったのでちょっとホッとしました」
――リリースに「この企画は狂っていて面白い」というコメントがありましたが、どの辺りを見てそう感じたのでしょう。
酒井「まず純烈をドラマに起用する、しかも主演と歌、タイトルも『今夜は…純烈』。いやーやっぱり“この人たち大丈夫か?”って思いますよね。朝ならまだしも、おばあちゃんたち寝てるし、その時間帯は(笑)。“何考えてんねん!”と思って。
僕は毎回、嬉しい時にそう思うんですね。ゴールデンの番組に出る時もそうですし『紅白歌合戦』に出る時もそうなんですけど、“純烈をよう選んでくれたな~おかしいやろ”と思う。巡業している我々を起用するって、よっぽど思い切ってやらないとできないことだと勝手に思ってるんですよ。これだけスケジュールがない中、ようこれだけのクリエイターさんが集まってくださったなと。
現場で何シーンか撮った後、セットのところにドラマの首脳陣がいらっしゃったので、そこにファーッと行って“ようやってくれましたな~。これ、ヤバいやろ”みたいな話をしたんです。そうしたら企画の北野篤さんとプロデューサーさんが、『普段の酒井さんを見てヤバい人だなと。1回仕事をしたいなと思ったんです』みたいなことをおっしゃったんですよ。やっぱりおかしい人たちだと思いました(笑)。
何年かに1度こういう現象が起きるんですよ。そしてこういう現場は、すごく仕事がやりやすくて継続性がある。だからこのチームとは、今後もいろいろな企画でお付き合いいただけたらいいなと…そんな出会いだったと思います」
白川「撮影期間がめちゃくちゃ短かったんですよね。明け方まで撮影している日もあったので、ここのスタッフさんはすごいな~って。ある意味、ヤバい人たちだと思いました」
後上「純烈らしく、お風呂で上裸で撮ったシーンが結構あります。深夜におじさんたちが上裸になってキャッキャやって、それをスタッフさんも『面白れぇ~』と笑っている。“ちょっと普通じゃないよな”っていう瞬間が度々ありました」
岩永「個人的には久しぶりのドラマの現場だったので、みんなで協力して作品を作り上げる瞬間を“懐かしいな”と感じながら、でもやっぱり携わる人って、どこか普通じゃないというか…そういう感覚がありました」
――台本を読んで、純烈が“天使や妖精”のような存在で、純烈化するとみんな幸せになる…そう解釈しました。皆さんは、ドラマの中の純烈という存在をどう解釈しましたか。
酒井「たしかに作品的にはそう描かれていたんですけど、演じる時は普段通りの純烈。妖精とか幻のような雰囲気を出さない方が面白くなるだろうと思ったので、できるだけ普段のように…を心掛けました。
でも地方に行くと、『純烈って本当にいたんだ!』みたいなことがあるし、手を合わせるおばあちゃんもいます。エンジェル感というかゆるキャラみたいなところがあるのでね(笑)」
岩永「例えるとしたら“こびとづかん”とかあるじゃないですか。どこか可愛げのある…そういう感覚で見られているのかなと思いますし“ドラマの立ち位置もそんな感じなのかな?”と勝手に思っています」
後上「台本に書かれていることが普段やってることだったんですよね。でも、それを普通にやった時に浮いているように見えるっていうのは、純烈っていうのは、やはりどこか浮世離れしたところがあるのかなと。ニュースで『今年も厳しいですね』と言っている中、“あのおじさんたち、いつもヘラヘラして変だ”と思われているのかも(笑)。今回の台本を通して、改めてそういうところを認識しました」
白川「傍から見たら、僕たちこそヤバい人なのかもしれない(笑)」
酒井「それは俺が原因やな。メンバーはみんな至って普通の人なので、楽屋でもしんどい時はボーっとするじゃないですか。そうすると俺が『笑ってりゃあいいんだから、純烈は』と……そういうことだと思うんですよね。だから僕は今回の台本を読んだ時、頑張って笑ってきて良かったなと思いました。
コマーシャルとかもそうなんですけど“なんでこいつら、こんなド派手な服着てるんだろう”とか、そういう風に思われるためにやってるんですよ。社会と真逆をいく…。そういう意味でも今回のドラマは、いい料理の仕方をしていただいたなと思います」
白川「僕的に今回のドラマは、純烈のコンサートをそのまま持ってきたというイメージ。お客さんが役者さんで“純烈のライブはこういう感じなんだよ”というのを見てもらいました」
酒井「そういえば、ゾンビやプロレスが出てくるシーンがあったよね?(笑)」
メンバー「あったあった!」
ドラマでは、純烈の存在そのものがメッセージになっている
――ドラマは“悩んでいる人たちが純烈に触れて幸せになる(=純烈化)”というお話ですが、メンバーの皆さんが“誰かと接したことで幸せになった”という体験があれば教えてください。
酒井「それはもう毎日、何らかの形でありますよね。この間、能登で歌ったんですけど、目の前に82歳のおばあちゃんがいて、そのおばあちゃんがバンバン喋りかけてくるの。元気やなぁって(笑)。最後『じゃあ一緒に(ステージに)上がろう!』と誘ったら、やれ踊りだす、最終的に自分の柔軟性を自慢し始めるで、もうどんちゃん騒ぎ(笑)。それを見てる人たちがまた“わーっ”となるんですよね。
もちろん普段から、ライブでお客さんに元気をもらうんですけど、無料ライブで被災地の方々が来た時、圧倒的にあちらのパワーの方が上で、まさに『紅白』前の健康センターがそうだったんですよ。純烈が応援しに行ったはずなのに、逆に応援されたというのがものすごく嬉しくて…。あれはすごかった! 能登の底力!」
岩永「僕も能登での体験が、強烈に印象に残っていますね。終わった後、みんなが言っていたんですよ。『健康センター時代、昔を思い出した』って。僕はその時代をステージで経験していないので、改めてすごいなと思いました。“これこそ純烈の真骨頂なんだ”というのを初めてステージ上で感じて、いいなって思いました」
後上「純烈は、コンサートでお客様の席にお邪魔して握手するんですけど、地方に行くと、おばあちゃんが『あんた頑張って歌ってるわね~』と言って、袋に入った小さなあめをくれたり、顆粒タイプののど薬の半分ぐらいなくなったやつをくれたりするんですけど(笑)、その時の気持ちで“これをあげたいな”と思ってくれるわけじゃないですか。そういうピュアな“お裾分けするよ”みたいな優しさに触れると元気になります」
白川「僕は“純烈化”という意味でいうと、去年、後上さんが結婚して、お相手の方が元AKB48のキャプテン・横山由依さんなんですよね。AKB48といったら、日本のスーパーアイドルじゃないですか。その横山由依さんが後上さんと一緒になった…いわば横山さんも純烈化されてしまう!(笑)」
酒井「そやなーそれは残念やな~。なんで結婚したんやろうか!」
白川「それが一番悔しいです! 力が抜けました」
後上「悔しがってるみたいです!」
岩永「それは純烈化なのか?(笑)」
後上「純烈化していたら、注意したいと思います!」
――ドラマで印象に残っているセリフや共感したシーンがあれば教えてください。
酒井「セリフ、全く覚えてへんなぁ~(笑)。ゾンビおったなとか、ブロレス出てきたなとか、暖簾の中から自転車突っ込んできて歌ってたなとか…そういう深夜感がありました。
茨城県の笠間でロケをしたんですけど、僕ら笠間の応援大使をやらせていただいてるんですね。笠間に演歌の若い人たちがキャンペーンするショッピングモールがあるんですけど、たまたまそのキャンペーンを笠間市で働いている方が見てくださっていて…。『かさま新栗まつり』にも出演していて、ちょっとご縁がある場所やったんです。
一軒家のロケもその方が貸してくれたので、実はゾンビの家は純烈ファンの家やったんですよ。そういうことは覚えてるんだけど、ロケの時、あまり寝れなかったのもあって……誰か、セリフ覚えてる?(笑)」
岩永「毎話ごとに一言、二言ぐらいセリフがあったけど…」
酒井「でもそれがなんやったかは、全く覚えてないです。それこそハリケンジャーとかガオレンジャーとか仮面ライダーの時の方が覚えてるなぁ」
白川「脳が若かったんだよ(笑)」
酒井「じゃあもう覚えられないってこと?」
岩永「自分たちのセリフは覚えてないんですけど、僕たちが何か言って歌ってから純烈化した主人公が言ったセリフ……それももう覚えてないんだけど」
白川「なんだよ~覚えてないのかよ(笑)」
岩永「覚えてないけど感動したの」
酒井「ただ今回の企画って、純烈を見抜いてるんですよね。世の中の人たちって真面目に頑張って生きてるじゃないですか。別に上司とか、頭にきたらぶっ飛ばしてええのに、みんなお金のために我慢する。それは僕、やったことない競技なんですよ、むしろ禁じ手で。
そういうすべての既成概念に対して“別にそんなことあんたが勝手に決めてるだけで、もっと楽な方法はいくらでもあるよ”という感じで純烈をやっているので、ドラマでは、そこが思いきりメッセージになっている。でもトータル的には“風呂入れや”っていう話だと思います(笑)」
【純烈 プロフィール】
メンバー:酒井一圭(リーダー)、白川裕二郎、後上翔太、岩永洋昭
2007年にグループを結成し、2010年「涙の銀座線」でユニバーサルミュージックからメジャーデビュー。「第75回NHK紅白歌合戦」で、7年連続「紅白」出場を果たす。「SHOW激!今夜もドル箱」(毎週火曜深夜1時)にもMCとして出演。
新曲「奇跡の恋の物語」(作詩:藤井フミヤ 作曲:藤井尚之)も好評発売中。2月26日(水)には「純烈 in 日本武道館 純烈魂「初」」をBlu-ray、DVD、ライブCDと3形態でリリースされる。
1月28日(火)まで明治座、2月6日(木)からは新歌舞伎座で座長公演が開幕。11月には、「純烈 御園座初座長公演」が決定している。
記事提供元:テレ東プラス
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