ドラマ制作の舞台裏を大公開|「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~ 」月曜夜11時06分【ドラマプレミア23】
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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「テレ東プラス」では、「テレ東ファン支局」のコンテンツの中から、ドラマプレミア23「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」(毎週月曜 夜11時06分)」倉地雄大プロデューサーのコラムをご紹介します!
「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」担当の倉地プロデューサーに、絶対この人!と思った出演者のキャスティングポイントや脚本や演出で特にこだわったところなど、制作の裏話を聞いちゃいました!
これを読んでドラマをもっと楽しんじゃいましょう。
【動画】「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~ 」最新回
Q. このドラマを作ろうとしたきっかけは何ですか
元々、アミューズクリエイティブスタジオさんとの協業で原作IPを制作をするという新規事業の取り組みがあり、原作漫画〜ドラマ制作まで一貫してテレ東が制作してみるという取り組みに参加させて頂いたという形になります。打ち合わせの中で、過去に2シーズン制作させて頂いた「夫を社会的に抹殺する5つの方法」のような“不倫復讐モノ”というジャンルで、何か新しいチャレンジをできないかなと思っていて、今回の「財閥復讐」を企画提案させて頂いたという形です。愛憎って、ものすごく人間の本能や欲望の根底のような感情がドラマの中に凝縮されていて、心がぶつかり合う瞬間が多くとても興味深いと思っているので、新しい切り口で、人間の本質みたいな感情を描きたいと思い、チャレンジさせていただきました!
▲だんだん夜が明けていく設定になっているアシスタントプロデューサーこだわりの表紙
Q. 脚本や演出で特にこだわったところを教えてください
脚本・監督の上村奈帆さんを中心に、プロデュース陣・監督陣で何よりも考えたのは、各キャラクターに深みを持たせて、ドラマというコンテンツとしてどう面白くしていくのかということでした。
原作漫画はテンポが早く展開が多く飽きさせないですが、ドラマは視聴者が納得できるような復讐の原因や感情移入できることを一番意識して作っています。僕たちもそうですが、全員が色々な顔を持っています。復讐する側の感情移入はもちろんですが、裏切る側も裏切る側で物語があります。各キャラクターを多面的に描きながら、俳優たちが演じやすいように、そして俳優が演じたときに視聴者に面白がってもらえるよう、不倫復讐劇のエンターテイメントとしての基本を抑えつつ、登場人物全てに色々な過去や背景を背負っていて、何をどう考え、どう行動しているのかを掘り下げました!
▲赤い照明で火事の雰囲気を出している
Q. 絶対この人!と思った出演者やキャスティング全体のポイントを教えてください
やっぱり渡邊圭祐さんと瀧本美織さんです。皆さん、こだわってキャスティングさせて頂きましたが、この物語の主人公となる2人は、特にこだわらせて頂きました。
渡邊さんは、元々注目していた俳優さんですが、4月期に放送した「95」でもご出演いただきました。人間性が素晴らしく、また現場でお芝居見ていても演技の引き出しが非常に多く、もっと色んな表情を見てみたいと思いました。今回のキャスティングを考えたときに、素直に渡邊さんでこのドラマを見てみたいと思い、ご相談させていただいた形です。
また、瀧本さんが演じる絵理香は、この物語をずっと引っ張る由貴也の最大の敵。それでいて、彼女の一挙手一投足から目が離せなくなる存在として絵理香を表現していきたいと考えたときに、瀧本さんが演じてくれたら面白くなるな…と思いました。昔からずっと第一線で活躍し続けている瀧本さん。ビジュアル撮影や本読みのときから、何度も何度も瀧本さんの演技に驚かされました。この2人が引っ張る「財閥復讐」、何かが起こる気配がプンプンするので是非ご視聴ください!
▲瀧本さん演じる絵理香が産んだ子供が寝てるベビーベッド
Q. ここだけは絶対外せないシーンやポイントなどP的こだわり箇所を教えてください
今回、一番難しくもあり、絶対ここだけは外せないと思っていたのは、“財閥”の設定です。正直、今の日本には財閥はありません。韓国ドラマで見るような財閥という設定を今の日本でどのような感じで再定義できるのだろうかとロケ地・セレブ感など含めて色々検討しました。裏設定にはなりますが、日本では年商や従業員数が全企業の中でトップ3に入るくらいの企業を想定しております。そんな彼らがどこでどのように働いているのか、家はどんなかんじなのか、ご飯は何食べているのか等、みんなで知恵を絞り合って考え抜いたのはいい思い出です。また伊勢家自体も、豪邸を2軒組み合わせて撮影しています。おかげで、ものすごい金持ちに見える…と思います!ご期待ください!
Q. オープニング、エンディングのこだわりを教えてください
今回、オープニングはタイトルバックで、エンディングは本編掛け流しでと最初から決めていました。オープニングはDiosさんの「芝居の終焉」疾走感あふれる楽曲で復讐が加速していく様をタイトルバックで表現しています。本当に素敵な曲で、ドラマをより見たくなるような形になっています。タイトルバックも楽曲が素敵なので、イメージがどんどん膨らみ、このドラマを象徴するようなシーンを積み重ねて構成しています。ぜひお楽しみいただけますと幸いです。
エンディングはカメレオン・ライム・ウーピーパイさんの「Secret March」は最初に聞いた時から他のスタッフへも僕がどうしてもこの曲で行きたいと懇願した曲です。この曲がハマる番組のラストってどんな感じだろう?と想像が膨らみ続ける曲で、一度聞いたら忘れられない、どこか不安定で危険で妖しい魅力に溢れた素敵な楽曲となっています。ドラマと合わせても、楽曲だけでも楽しんでもらえたらと思います!
▲タイトルバックの絵コンテ
Q. 支局員の皆さんに伝えたい!他に書きたい!などの内容があればお願いします。
第1話を初めて見たときに、日本のドラマっぽくなく、それでいて不倫復讐エンタメの基本が抑えられていて、登場人物がとてもイキイキしていて、魅力たっぷりのドラマだなと思いました。上村監督の良さや、渡邊さん・瀧本さんを始めとしたキャスト陣の素晴らしさがとても出ていて、是非たくさんの人に見ていただきたいと思いました。色々なチャレンジの詰まったドラマになっています。どうぞ1クール、お付き合いいただければ幸いです。きっと皆さんも、由貴也の復讐の先、絵理香の成功の果てが気になると思います!最後まで楽しんでいただければ幸いです。
▼最後にドラマを見る、投稿を読む皆さんに一言お願いします。
去年・一昨年と「夫を社会的に抹殺する5つの方法」というドラマを制作させていただき、本作で不倫復讐をテーマにしたドラマとして3本目です。今回は主役が男性でサレ夫だったり、原作漫画をドラマと一緒に作ってみたりと、新しい取り組みが盛りだくさんです。また財閥という設定も、日本ではあまりないかもしれませんが、物価などが上がっていることもあり、貧富の差やお金のことをよく考えるようになりました。お金がないと生きていけない世の中で、何が正しくて何が正しくないのか。このドラマを通して、少し見えてくる部分もあるかもしれません。単純に不倫復讐エンターテイメントとしても楽しんでもらいつつ、いろんなキャラの背景や伏線など散りばめてありますので、是非何度も見ていただきつつ、楽しんでいただければ幸いです!
【倉地プロデューサーってこんな人】
これまで「95」「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」「なれの果ての僕ら」「電影少女2018」「ウイングマン」などを担当。
Xアカウントはこちら
「テレ東プラス」では、「テレ東ファン支局」のコンテンツの中から、ドラマプレミア23「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」(毎週月曜 夜11時06分)」倉地雄大プロデューサーのコラムをご紹介します!
「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」担当の倉地プロデューサーに、絶対この人!と思った出演者のキャスティングポイントや脚本や演出で特にこだわったところなど、制作の裏話を聞いちゃいました!
これを読んでドラマをもっと楽しんじゃいましょう。
【動画】「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~ 」最新回
Q. このドラマを作ろうとしたきっかけは何ですか
元々、アミューズクリエイティブスタジオさんとの協業で原作IPを制作をするという新規事業の取り組みがあり、原作漫画〜ドラマ制作まで一貫してテレ東が制作してみるという取り組みに参加させて頂いたという形になります。打ち合わせの中で、過去に2シーズン制作させて頂いた「夫を社会的に抹殺する5つの方法」のような“不倫復讐モノ”というジャンルで、何か新しいチャレンジをできないかなと思っていて、今回の「財閥復讐」を企画提案させて頂いたという形です。愛憎って、ものすごく人間の本能や欲望の根底のような感情がドラマの中に凝縮されていて、心がぶつかり合う瞬間が多くとても興味深いと思っているので、新しい切り口で、人間の本質みたいな感情を描きたいと思い、チャレンジさせていただきました!
▲だんだん夜が明けていく設定になっているアシスタントプロデューサーこだわりの表紙
Q. 脚本や演出で特にこだわったところを教えてください
脚本・監督の上村奈帆さんを中心に、プロデュース陣・監督陣で何よりも考えたのは、各キャラクターに深みを持たせて、ドラマというコンテンツとしてどう面白くしていくのかということでした。
原作漫画はテンポが早く展開が多く飽きさせないですが、ドラマは視聴者が納得できるような復讐の原因や感情移入できることを一番意識して作っています。僕たちもそうですが、全員が色々な顔を持っています。復讐する側の感情移入はもちろんですが、裏切る側も裏切る側で物語があります。各キャラクターを多面的に描きながら、俳優たちが演じやすいように、そして俳優が演じたときに視聴者に面白がってもらえるよう、不倫復讐劇のエンターテイメントとしての基本を抑えつつ、登場人物全てに色々な過去や背景を背負っていて、何をどう考え、どう行動しているのかを掘り下げました!
▲赤い照明で火事の雰囲気を出している
Q. 絶対この人!と思った出演者やキャスティング全体のポイントを教えてください
やっぱり渡邊圭祐さんと瀧本美織さんです。皆さん、こだわってキャスティングさせて頂きましたが、この物語の主人公となる2人は、特にこだわらせて頂きました。
渡邊さんは、元々注目していた俳優さんですが、4月期に放送した「95」でもご出演いただきました。人間性が素晴らしく、また現場でお芝居見ていても演技の引き出しが非常に多く、もっと色んな表情を見てみたいと思いました。今回のキャスティングを考えたときに、素直に渡邊さんでこのドラマを見てみたいと思い、ご相談させていただいた形です。
また、瀧本さんが演じる絵理香は、この物語をずっと引っ張る由貴也の最大の敵。それでいて、彼女の一挙手一投足から目が離せなくなる存在として絵理香を表現していきたいと考えたときに、瀧本さんが演じてくれたら面白くなるな…と思いました。昔からずっと第一線で活躍し続けている瀧本さん。ビジュアル撮影や本読みのときから、何度も何度も瀧本さんの演技に驚かされました。この2人が引っ張る「財閥復讐」、何かが起こる気配がプンプンするので是非ご視聴ください!
▲瀧本さん演じる絵理香が産んだ子供が寝てるベビーベッド
Q. ここだけは絶対外せないシーンやポイントなどP的こだわり箇所を教えてください
今回、一番難しくもあり、絶対ここだけは外せないと思っていたのは、“財閥”の設定です。正直、今の日本には財閥はありません。韓国ドラマで見るような財閥という設定を今の日本でどのような感じで再定義できるのだろうかとロケ地・セレブ感など含めて色々検討しました。裏設定にはなりますが、日本では年商や従業員数が全企業の中でトップ3に入るくらいの企業を想定しております。そんな彼らがどこでどのように働いているのか、家はどんなかんじなのか、ご飯は何食べているのか等、みんなで知恵を絞り合って考え抜いたのはいい思い出です。また伊勢家自体も、豪邸を2軒組み合わせて撮影しています。おかげで、ものすごい金持ちに見える…と思います!ご期待ください!
Q. オープニング、エンディングのこだわりを教えてください
今回、オープニングはタイトルバックで、エンディングは本編掛け流しでと最初から決めていました。オープニングはDiosさんの「芝居の終焉」疾走感あふれる楽曲で復讐が加速していく様をタイトルバックで表現しています。本当に素敵な曲で、ドラマをより見たくなるような形になっています。タイトルバックも楽曲が素敵なので、イメージがどんどん膨らみ、このドラマを象徴するようなシーンを積み重ねて構成しています。ぜひお楽しみいただけますと幸いです。
エンディングはカメレオン・ライム・ウーピーパイさんの「Secret March」は最初に聞いた時から他のスタッフへも僕がどうしてもこの曲で行きたいと懇願した曲です。この曲がハマる番組のラストってどんな感じだろう?と想像が膨らみ続ける曲で、一度聞いたら忘れられない、どこか不安定で危険で妖しい魅力に溢れた素敵な楽曲となっています。ドラマと合わせても、楽曲だけでも楽しんでもらえたらと思います!
▲タイトルバックの絵コンテ
Q. 支局員の皆さんに伝えたい!他に書きたい!などの内容があればお願いします。
第1話を初めて見たときに、日本のドラマっぽくなく、それでいて不倫復讐エンタメの基本が抑えられていて、登場人物がとてもイキイキしていて、魅力たっぷりのドラマだなと思いました。上村監督の良さや、渡邊さん・瀧本さんを始めとしたキャスト陣の素晴らしさがとても出ていて、是非たくさんの人に見ていただきたいと思いました。色々なチャレンジの詰まったドラマになっています。どうぞ1クール、お付き合いいただければ幸いです。きっと皆さんも、由貴也の復讐の先、絵理香の成功の果てが気になると思います!最後まで楽しんでいただければ幸いです。
▼最後にドラマを見る、投稿を読む皆さんに一言お願いします。
去年・一昨年と「夫を社会的に抹殺する5つの方法」というドラマを制作させていただき、本作で不倫復讐をテーマにしたドラマとして3本目です。今回は主役が男性でサレ夫だったり、原作漫画をドラマと一緒に作ってみたりと、新しい取り組みが盛りだくさんです。また財閥という設定も、日本ではあまりないかもしれませんが、物価などが上がっていることもあり、貧富の差やお金のことをよく考えるようになりました。お金がないと生きていけない世の中で、何が正しくて何が正しくないのか。このドラマを通して、少し見えてくる部分もあるかもしれません。単純に不倫復讐エンターテイメントとしても楽しんでもらいつつ、いろんなキャラの背景や伏線など散りばめてありますので、是非何度も見ていただきつつ、楽しんでいただければ幸いです!
【倉地プロデューサーってこんな人】
これまで「95」「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」「なれの果ての僕ら」「電影少女2018」「ウイングマン」などを担当。
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