深川麻衣×若葉竜也「嗤う蟲」、不穏な村社会を捉えた映像と著名人コメント公開
若い夫婦がスローライフを夢見て移住した村には、禍々しい“掟”があった──。キャストに深川麻衣と若葉竜也を迎え、監督・城定秀夫×脚本・内藤瑛亮で描き出すスリラー「嗤う蟲」が、1月24日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開。村全体で出産を祝うどこか不気味なシーンの映像、著名人のコメントが到着した。
〈コメント〉
深川麻衣さんと若葉竜也さんという日本映画ファンからすると嬉しいコンビが再共演した舞台は、なんと狂気の因習村でした!
仕上がり倒している田口トモロヲさんと杉田かおるさんが、関わりたくない村人そのものすぎて驚愕しました。嫌な気持ちになりたい人はぜひ見てください。
──阪元裕吾(映画監督・脚本家)
中盤からの怒涛の展開、気をつけろ田久保(田口トモロヲ)は怪物である!!
だがこの怪物には筋がある。私利私欲の為には動かない、あくまで村の為に生きている!
そう、ここは限界集落、、時にはこんな男も必要なのかもしれない、、
──二宮正明(漫画家)
怖い映画です。村が怖い天気が怖い鎌が怖いカボチャが怖い杉田かおるが怖い。
田口トモロヲが一番怖い。
──山本直樹(漫画家)
人懐っこさも、素朴な方言も、何もかもが神経に障り始めたときには、もう逃げられない。いろいろな意味で、決して近寄ってはいけない村がここにある。もしかしたら、こんな村、日本のどこかにあるんじゃないか?
──貴志祐介(作家)
田舎暮らしに潜む闇を描いたリアル怪奇映画!
近年の田舎暮らしブームは良い面ばかりが着目されますが、この作品では田舎の現実が浮き彫りになっています。
現代ではあり得ないはずの恐ろしい掟の数々は全て実在します。
主人公杏奈のラストシーンの表情であなたは何を思いますか?
──りん(YouTube「りんの田舎暮らし」)
片田舎特有の過干渉の匙加減が巧い!徐々に村に染まる夫、取り残される妻。孤立する過程をごく自然に切り取る。田口トモロヲを始めとした役者陣の演技もくど過ぎず、程よい厭さを醸し出す。日常系村スリラーここに誕生!!
──人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
いや、すごくいい村なんだよ!みんな優しくて明るくて新しいことにも挑戦していて……すごくいい村なんだ、けど怖いんだ。天国みたいな共同体が、ふとしたキッカケひとつで地獄となる。現実もそうなのかもしれないな。
──吉田悠軌(オカルト研究家)
柔らかな陽光が紅葉混じりの山々と鉄紺色の日本家屋を照らす。完璧な冒頭10分の後、私たちは“村”が人間を捕食する一部始終を見る!『嗤う蟲』は間違いなく今年最も恐ろしい映画の1本になるはずだ。
──沙さ綺ゆがみ(ホラー漫画家)
この村もうわやです
小規模コロニーでの洗脳と過疎化した村の闇
害虫が体を這う様などすごい嫌悪感
今年の初っ端から素晴らしい作品を
本当にありがっさまです
是非皆様今年最初の嗤い狂い初めをどうぞ
──ミミカ・モーフ(ホラー映画紹介Vtuber)
この村の闇は極めて生々しく、故に強力。絡みつくような視線に気づいた時にはもう、我々は蜘蛛の巣にかかった蟲なのだ。全体主義に染まり怪しげに嗤う彼らに耐えられるか?
──寺嶋夕賀(映画コラムニスト)
村八分なんて最悪なことだと思いますよ。
でも、小さなコミュニティには独裁が必要だと思っちゃうんですよね。
怖いけど染まっちゃえば、“みんな楽しそうだなぁ” ……なぁんてね。
あれ?僕、おかしな事、言ってます?
──氏家譲寿(文筆・映画評論家)
Story
田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈(深川麻衣)は、脱サラした夫の輝道(若葉竜也)と麻宮村に移住。そこでは、自治会長の田久保(田口トモロヲ)が過剰なまでに信奉されていた。夫婦は村民の度を越えたおせっかいに辟易しながらもスローライフを満喫するが、やがて杏奈は、田久保を恐れる者がいると気づく。一方で田久保の仕事を手伝うことになった輝道は、村の掟を知ってしまう……。
©2024映画「嗤う蟲」製作委員会
配給:ショウゲート
記事提供元:キネマ旬報WEB
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。