「ラウンド中にゴルフを教える行為」はアリかナシか問題で、肯定派がまさかの半数越え……そのワケは?
プレー中にゴルフを教える人を、皮肉を込めて“教え魔”と呼ぶことが多い。そんな言われ方をするくらいだから、「ラウンド中、同伴者にゴルフを教える行為についてどう思いますか?」という質問に対して、「NG行為」という声が多く上がるかと思いきや、意外な結果となった。
■ラウンド中、同伴者にゴルフを教える行為についてどう思いますか?
あり 51.5%
なし 48.5%
※328回答
反対意見のほうが多いという予想に反し、教える行為は「あり」と答えたゴルファーのほうが半数を超える結果に。なぜ「あり」と感じるのか、その理由も聞いてみた。
多かったのが、「マナーやルールは教えたほうが良い」という回答。“教える=スイング”と考えがちだが、できないことで困ったり、恥をかいたりするのは、むしろマナーやルール。「ルールを知らないと周りに迷惑がかかる」「マナーを教えるのは先輩ゴルファーとして当然」という意見が目立った。「プレー中のレッスンはスコアが崩れるだけ」だから、教えていいのはルールやマナーに限る、という考えの人が多かった印象だ。
また、スイングを教えるときは「相手に聞かれたときだけ答える」ようにしている人も多かった。「教えてもらう人が嫌でなければ問題ないないと思う」など、相手の様子をうかがいながら困っているときには手を差し伸べる“紳士的なスタイル”を意識しているようだ。
とはいえ、“教え魔”の一面が出てしまうゴルファーもいるようで、「妻にだけは教える」「同伴者が同じようなミスを繰り返す」「教えるのであれば、相手がミスをしたときが一番いいタイミングだと思う」ため、アドバイスするという意見もあった。
一方で、教えるのは「なし」と答えた人の中で多かったのが、「スロープレーになるから」という意見。熱心に指導するあまり、周りが見えなくなってしまうのは“教え魔”のあるあるだろう。しかし、「ルールやマナーは教えたほうがスロープレーにならない」という反対意見もあるため、教える内容やタイミングが「あり」「なし」を決める判断材料になりそうだ。
他にも、「他人に教えるほど立派な人間ではありません」や「素人が教えてはいけない」「アマチュアに教える資格はないし、自分が我流なのにそれを押しつける訳にはいかない」という、ある意味謙虚な意見も。レッスンなどの技術に関わる部分は、プロに教わったほうがいいという考えの人もいるようだ。
あとは、「集中できない」「楽しめない」「わずらわしい」「一種のハラスメント」という厳しい意見も。過去に“教え魔”に捕まり、嫌な思いをした人も少なくないのだろう。
とはいえ、「自分自身では分からないことも、第三者の目で見れば分かることがあるので良いと思う」というポジティブな意見や、「ラウンド中は、ただただ楽しんでプレーすればいい」という回答も。教える側も、聞く側も共通しているのは、「一日楽しくゴルフをしたい」という思いだろう。せっかくのラウンドが嫌な思い出にならないためにも、相手を思いやる心を持つことが大切だ。
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