⾵間俊介&MEGUMI、夫婦役で共演しお互いを褒めあい「2人じゃないと乗り越えられなかった」
俳優の⾵間俊介、MEGUMIが1月6日、都内で開催された真夜中ドラマ『それでも俺は、妻としたい』の第1話先行試写会&記者会見に、メガホンを取った⾜⽴紳監督とともに出席。同作の共演を経て、新たに知った一面について語った。
「見たことがないドラマが完成しました」とアピール
足立監督の同名小説を原作に実写ドラマ化した同作は、売れない脚本家・柳田豪太(⾵間)と、そんなダメな夫を罵倒する妻・柳田チカ(MEGUMI)による夫婦の“性”活エンターテインメント。風間は「見たことがないドラマが完成しました」と切り出し、続けて「親しきに中にも礼儀ありじゃないですが、夫婦間で言っちゃいけないこともあると思うんです。それがむしろむき出しで。『夫婦喧嘩は犬も食わない』と言いますが、いくところまでいくと、みんながむしろちょっと食べてみたい喧嘩が存在するんだなって思いました」とアピールした。
MEGUMIも、脚本を読んだとき「おもしろい」と思ったそうで「ドラマはあえて会話を美しくしていて、日常であまりないなってこともあるじゃないですか。今回はガチである言葉というか、会話がそのまま本になっているのがすごくうれしかったです」と喜んだ。チカを演じたことで、日常から口が悪くなってしまったことを明かし「ついでちゃう感じで……。『やばい』って撮影中は思っていました(笑)」と笑みを浮かべた。
これに風間は「MEGUMIさんが演じるチカが切れ味がシャープになればなるほど、足立監督がうれしそうにモニターを見ているんですよね」と振り返り、「この作品には、足立監督の体験談が随所に散りばめられているので『ほぼ実話』というワードを使わせてもらっています」と口にした。
撮影も足立監督が実際に住んでいる自宅で行ったというが、これまでに監督の自宅を使っての撮影は風間、MEGUMIともに「ない」とのこと。MEGUMIは「めちゃくちゃレアです。監督のお子さんも帰ってきて『おかえり』と言ったり、不思議な感じでした」と回顧した。
風間が演じた豪太のモデルは足立監督自身だが、撮影前に「僕をもとにはしているけど、オリジナルの豪太というキャラクターなんです」と言われたという風間。モデル本人に撮影してもらっていることもあり「(当時と)同じじゃなくてもいいか。でも、本人が監督だからまんまな方がいいか」と葛藤があったとのことだが、「撮影をしていて、監督の周りに自然と人が集まるんです。その姿を見ていると、豪太にはダメな部分が多々あるんですけど、監督は人から愛される人間で、最終的にはそこに向かっていけばいいかなって思っていましたね」と打ち明けた。
過酷な撮影でボロボロになるも「引っ張っていただいた」
同作での共演を経て、新たに発見した一面を聞かれる場面もあり、MEGUMIは「風間くんがいなかったらこの作品は乗り越えられなかったと言いますか、自分の器の小ささを感じました。セリフも多いですし、他の仕事も忙しくて結構追い込まれていたんですけど、監督は8ページを1回で撮ったりするのでなかなか過酷だったんです。だけど、常に励ましてくれて。私は後半本当にボロボロだったんですけど、『全然大丈夫ですよ!』って感じで笑顔で受け入れてくださって。役柄とは逆で引っ張っていただいて、才能も知識量もエグい、スーパータレンテッドだなと思っていました」と絶賛した。
風間も「僕もMEGUMIさんと2人じゃなかったら乗り越えられなかったと思います」と共感し、同作で新たに知ったMEGUMIの一面を「仕事ってものに対してすごく誠実なんです。これのためにこれをやってという組み立てをしたうえで全部コンプリートしていく。だからこそ、自分が達成できなかった瞬間を悔やんでいる姿を見ると、本当に自分を律する人なんだなって。僕には真似できないなって思うくらい、すごい誠実な人だなって思いました」と語った。
【制作・撮影・編集:WEBザテレビジョン編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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