姉・平愛梨、先輩・椎名林檎から受けた影響と2人の運命的な出会い

水ドラ25「物産展の女～宮崎編～」（深夜1時放送／全2話）。W主演の平祐奈さん＆山口紗弥加さんインタビュー【後編】。

【前編】では宮崎での撮影の裏話を。

【動画】全国各地の逸品グルメを探し求める食品バイヤーたちの奮闘を描く

これまでの人生で影響を受けた人

――物産展をテーマに食品バイヤーたちの奮闘を描く本作。仕事に一生懸命だけど、なかなかうまくいかない若手バイヤー・春花（平）が、独自のスタイルで仕事を進めるカリスマバイヤー・御厨（山口）の影響を受けて変わっていきます。ご自身がこれまでの人生で影響を受けた人はいますか？

山口「毎日が刺激的で、人、もの、コト…日常の全てに学びが潜んでいると考えているので、感謝して過ごしています。道端で見かける猫や草花、虫たちもいろんな気付きを与えてくれるので、話しかけてみたりして（笑）」

平「そういうところが、紗弥加さんの素敵なところなんです。周りからいろんな発見をして、気を配って誰にでも話しかけてくださいますよね」

山口「祐奈ちゃんは優しいね。褒めてくれて、ありがとう」

平「私も紗弥加さんと同じように、いろんな人に影響を受けていますが、やっぱり姉（平愛梨）の存在が一番大きいと思います。14歳上の姉がこの世界にいてくれたから私も興味を持ったし、そのおかげで今こうして楽しく、いろんな作品や人と出会い、刺激をもらえていると思います」

――お姉さんからアドバイスをもらったりするのですか？

平「お仕事を始めた頃は、“このシーンはどういう感情なのか”とか、“泣くお芝居が求められるシーンではどうしたらいいか”とか、姉によく聞いていました」

山口「私もそういうお姉ちゃんが欲しかったな。素敵な関係だね」

平「共演者の方から『お姉さんとご一緒しましたよ』と声をかけられることがあって。そういう時は姉がいてくれて心強いなと感じます」

山口「お姉さんではないですが…椎名林檎さんは中学時代の先輩で、生徒会でも一緒だったんです。彼女が文化祭で歌ったり、運動会では応援団として自作ダンスをみんなに教えてチームを引っ張る姿を見てきて、当時から憧れの先輩でした。先日、林檎さんのライブを観にいかせていただいたんですが、今は“憧れ”よりも“夢”なのかも…夢を具現化してくれるスーパースターです。私は先輩をずっと追いかけているのかもしれないですね」

バイヤーとしてオススメしたいもの

――今回、お二人は物産展の“バイヤー”役を演じられていますが、ご自身が“バイヤー”としてみんなにオススメしたいものはありますか？

山口「近所の天然酵母のパンが有名なお店で、秋の期間限定で販売する紅玉リンゴのパイです。アップルパイが大好きで、いろんなお店のものをいただいているんですけど、その中でもベストです！ オススメしたいけど、本当はしたくない…ほどの美味です（笑）」

平「私は、紗弥加さんをオススメしたいです！」

山口「どういうこと！？(笑)」

平「今回ご一緒して、私は紗弥加さんのトリコになりました。紗弥加さんが身に着けているもの、使っているものすべて、質の良いものを厳選されているんです。私も影響されて紗弥加さんが使っている歯ブラシに変えました。爪を丈夫にしたいと思っていたので、紗弥加さんがお持ちのネイルオイル、除光液、ネイルカラーのセットを私も購入しました。紗弥加さんは、いろんなことをご存じで教えてくださるんです」

山口「祐奈ちゃんとは好きなものが似通っていて、運命的なものを感じます。神社の森が好きなのも同じだし」

平「息抜きの仕方とかリフレッシュ方も同じですね」

山口「祐奈ちゃんって、一人で行動するよね。とても行動力がって、撮影のちょっとの空き時間に『あの時間でそれをしてきたの!?』と度肝を抜かれることが多々あった(笑)」

平「紗弥加さんも、そうですよね？ 一人でいろんな所に行ったりされて」

山口「そうね。今は安全圏内で生活しているけど、実は思い立ったら即行動派で、冒険がsy気かもしれない…」

平「杢代（和人）くんから『祐奈ちゃんは、将来、紗弥加さんみたいな女性になるんだろうね』って言われました（笑）。それがうれしくて！」

山口「私たち、似てるみたいだね(笑)。でも大丈夫？ 私はよくないお手本らしいよ？ 広瀬アリスからは会うたびに『姉さんのことは大好きだけど、絶対にこうはなりたくない』って言われるのがお約束のネタで(笑)。私はうれしいの。だって大好きなんだよね？って」


――この作品がお二人にとって、また良い出会いになったようですね。今回は宮崎編ですが、全国においしいものはありますから他の地方で続編もできるのでは…と期待しています。

平・山口「ぜひ、やりたいです！」

来週放送、水ドラ25「物産展の女～宮崎編～」（深夜1時）第2話は？


第2話
社長肝いり案件である宮崎物産展の目玉・宮崎ラーメンEIZIの出店が断られてしまい、諦めかけていた春花(平祐奈)だったが、伝説の食品バイヤー・御厨(山口紗弥加)が提案したのは高城 (杢代和人)をEIZIで働かせることだった！理由も伝えられず、納得のいかない春花。おまけに御厨から食品バイヤー失格の烙印を押され自信を失いかけていた矢先、御厨に連れて行かれたある場所で、バイヤーとして必要なある重要なことに気付かされる。
食べまくることを流儀とする春花と、食べなくても分かる御厨、正反対の2人がラーメン屋店主を口説くために辿り着いた秘策とは…！？

第1話は、「TVer」、「ネットもテレ東」で期間限定配信中！

【リアル物産展イベント開催】
リアル物産展イベントが決定！ 「ドラマ『物産展の女～宮崎編～』宮崎物産展～日向・都城のうまいもの食べにこんね！～」は、2025年2月1日（土）有楽町駅前広場にて開催。

【プロフィール】
平祐奈（たいら・ゆうな）
1998年11月12日生まれ。兵庫県出身。映画「奇跡」（2011年公開）でデビュー。情報番組「Rの法則」（NHK）出演や、「おはスタ」（テレ東）のおはガールちゅ！ちゅ！ちゅ！としても活躍。主演映画「案山子とラケット 〜亜季と珠子の夏休み〜」（2015年公開）、「10万分の1」（2020年公開）、主演ドラマ「ヒミツのアイちゃん」（フジテレビ系）などの他、連続テレビ小説「おむすび」（NHK）など出演作多数。主演映画「ネムルバカ」が2025年春公開予定。
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山口紗弥加（やまぐち・さやか）
1980年2月14日生まれ。福岡県出身。ドラマ「若者のすべて」（フジテレビ系）で俳優デビュー。近年の主な出演作は、主演ドラマ「ブラックスキャンダル」（読売テレビ・日本テレビ系）、「38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記」、「シジュウカラ」（テレ東）をはじめ、「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」（フジテレビ系）、「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」（TBS系）、「ミワさんなりすます」（NHK）などドラマに引っ張りだこ。