変わったこと、変わらなかったこと 被災地の女性たちが語った、当時と30年後の思い
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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自然災害の多いニッポンに住んでいても、被災地の苦難は経験してみないと分からないことが多い。NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ(神戸市)が、書籍『女たちが語る阪神・淡路大震災1995-2024 いいたいことがいっぱいあった』(ペンコム、税込み2200円)を出版した。
1995年の阪神淡路大震災の後、被災地の女性たちの生の声を伝え記録したいという思いから、『女たちが語る阪神・淡路大震災』(木馬書館)が1996年に出版された。今年で震災から30年。当時の本に寄せられた声の再掲載と、寄稿者の30年後の声を集めてまとめたのが今回の本だ。30年という歳月で、災害時のさまざまな対応、対策も“進化”しているはずと思うものの、避難所で、被災者が男女の別なく雑魚寝して何カ月も暮らす状況など、昨年の能登半島地震の際も変わらなかったことは多いという。「何が変わり、何が変わらなかったのか」を社会に問う一冊は、これからの被災対策を考えるうえで大切な指針になる。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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