『グラジャパ! アワード2024』グランプリの俳優・豊島心桜が語る初グラビアの記憶「撮影中に『カワイイ!』とたくさん言われても、ずっと『ウソじゃん!』って思っていました(笑)」
『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回はグラジャパ!アワード2024で見事グランプリに輝いた俳優・豊島心桜(とよしま・こころ)さんの前編。
豊島さんは2019年デビュー。2020年に情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)のイマドキガールに出演し、また俳優としても活動を行うように。
2023年、『週刊プレイボーイ』47・48合併号に初登場し、初グラビアを披露。50号には第二回目の登場にして、表紙にも登場し、その明るい笑顔と抜群のスタイルはたちまち大きな話題をなりました。
2024年12月には「グラジャパ!アワード2024年」で見事グランプリを獲得。また現在はドラマに出演するなど俳優として意欲的に取り組んでいます。今回はそんな彼女にデビューのきっかけ、初グラビアにまつわるエピソードを聞きました。
『週刊プレイボーイ』2023年47・48合併号(撮影/前康輔)
ーー年をまたいじゃいましたけど『グラジャパ! アワード2024』グランプリ、おめでとうございます! 週プレの表紙を3回飾り、デジタル写真集も立て続けに大ヒット。大活躍の1年でした。
豊島 ありがとうございます! グラジャパ! アワードのことはグラビアを始めた時に知って「いつか獲れたらいいな」と思っていたんです。でもまさかこんなに早く、しかもグランプリをいただけるなんて! 本当に感激です!
ーーYouTubeで公開された、授賞式動画では、年三回を超える、年4度表紙をやりたいという意味で「一(いち)季節・一(いち)豊島」とお話されていました。春夏秋冬をもってくるとは、さすがのコメント力です(笑)
豊島 うふふふ。事前にコメントすることを聞いていて、やはり本当に素晴らしい賞ですからね。気の利いたことを言わなきゃと思って、めちゃ考えました(笑)。でも年4回どころか、5回、6回と目指したいですね。
ーー立派な心意気です。2025年もますます活躍していただければと思うんですけど、以前の取材記事によれば、豊島さんは昔から芸能界を目指していたわけではなかったとか。
豊島 そうなんです。小さい頃は、世界を飛び回るカッコいいキャリアウーマンになりたいと思っていました。じつは表に出るのは大嫌いなんです。高校の文化祭なんて、みんなで舞台で踊るって話になったものの、恥ずかしくて照明係をすぐ立候補しました(笑)。
ーーでも中学1年生の頃は、ミスセブンティーンに応募してファイナルまでいったんでしょう?
豊島 あれは母の友達が「応募しようよ」と言ってきたんです。どうせ落ちるだろうし、それにセブンティーンモデルの久間田琳加ちゃんと横田真悠ちゃんが大好きだったから、「会場に行けば、会えるかも!」なんて下心とでOKをしたら、1次・2次と通っちゃって! ファイナリストの写真が誌面に載った時は「ヤバい! 恥ずかしすぎる!」って気が気じゃなかったです(笑)。
ーーで、それがきっかけでいまの事務所からスカウトされたんでしたっけ?
豊島 そうです。ミスセブンティーンに応募したのが中学校1年生の頃。結局落ちて平和に過ごしていたんですけど、3年生の時のある土曜日の10時頃、なぜかスカウトさんが応接間にいて、懇願されました(笑)。なんでも私の地元の新潟駅前で「このコ、知りませんか?」ってチラシを配って、しかも偶然にも私の友達のお姉さんと遭遇し、私の家までたどり着いたと言うんです。
ーーものすごい執念(笑)。で、すぐ事務所に入りますと?
豊島 まさか! もともと芸能界にも興味はないし、しかもそれまでパジャマ姿で、ポテチを食べながらのんびりしていたんですよ! スカウトさんと玄関で断らなかった母をものすごい形相でニラみつけて、断りました(笑)。
ーーでも結局、翻意するわけでしょ。何が決め手だったんですか?
豊島 当時、大好きだったKポップグループのサインが入ったCDを持ってきてくれたんです(笑)。いくらなんでもただで受け取るわけにはいかないですよね。とはいえ、正直なところ、レッスンやオーディションに通うのも、放課後のバイトくらいの感覚だったんですけどね。
ーーやる気のスイッチが入ったのは、いつ頃?
豊島 高校3年生になった頃です。みんな、大学へ進学するとか進路を決めて動く中、自分は何も定まっていない。このままじゃマズい、ちゃんとやらなきゃって。
ーー豊島さんは「めざましテレビ」に出て一躍知られるようになったけど、その頃はもう出演されていたんですか?
豊島 はい。高校2年生の頃、二度目のオーディションで受かりました。地元にいる頃からずっと見てたし、すごく有名な番組だから、まだ中途半端な気持ちだったとはいえ嬉しかったです! それもあって、より仕事に前向きに取り組もうと思うようになりました。
ーーさて! いよいよ初グラビアの話に入りますけど、豊島さんは『週刊プレイボーイ』2023年47・48合併号(11月6日発売)で初めての水着姿を披露します。週プレからグラビアのオファーはそれまでもあったけど、断り続けていたとか。
『週刊プレイボーイ』2023年47・48合併号(撮影/前康輔)
豊島 そうです。マネージャーさんから初めてグラビアの話を聞いたのは17歳の時ですけど、じつはその前にもあったみたいで。私、一度イヤっていったら頑固に拒絶し続けるタイプなんで言わなかったみたいです。
ーー水着になる、ならないばかりか、そもそも自分の体型が好きじゃなかったのもあったんでしょう?
豊島 もちろんそれもあります。ずっと嫌いでした。モデルさんみたいなスラリとした体型に憧れていました。
ーー胸が大きいと、学校でイジられるとか聞きますけど......。
豊島 女子からはしょっちゅうでした。でも男子はまったく。というか何も言わせませんでした(笑)。私、あまりに強気な性格で、小学生の頃は「悪魔」と言われたくらいでしたから。うふふふ。
ーーとはいえ目立つから、道端で胸を見ちゃう人もいるでしょう?
豊島 いますねー。でもそういう時は思い切り、ニラみ返しちゃいます(笑)。
ーーそれなのにどうしてグラビアをやろうと?
豊島 今後を考えた時、それまでの3年間と同じ活動を続けていては、何も変わらないんじゃないかと思ったんです。その時、週プレさんからグラビアのお話が来ていることを思い出して。思い切って挑戦してみれば、もしかして何かが変わるかなと思ったんです。それでマネージャーさんにお話をして、編集部へ会いに行きました。
ーー顔見せにいったと。その時はどんな気持ちでしたか?
豊島 やっぱり最初は不安でした。でも最近の誌面を見せてもらったら、自分が思っていた大人っぽくセクシーなものと違ってすごく爽やかでキレイなものばかり。これなら自分でもできるなと思いました。編集部の雰囲気も明るいし、すごく安心しましたね。
ーーそしてついに撮影当日。最初に水着を着た時の心境は?
豊島 水着なんて子供の時以来だから、やはり若干恥ずかしかったです(笑)。でも心の中ではやるって決めていたから、抵抗はなかったです。むしろ、大人になって水着を着るってこんな感じなんだって結構、冷静だったかも。
ーー撮影のほうも順調に?
豊島 はい。千葉のスタジオで撮影したんですけど、天気もよかったしとにかく楽しかったですね。カメラマンさんも最初だし、無理にポーズをとらず、自然体でいいよって雰囲気だったので、すごくリラックスできました。
2023年『週刊プレイボーイ』2023年47・48合併号(撮影/前康輔)
ーーグラビアって、撮影しながらみんなに「かわいい!」「いいね!」ってたくさんいわれるでしょ。それはどうでした?
豊島 「ウソじゃん!」ってずっと思っていました。いまもそう思ってます。タレントさんを気持ちよくさせるためだろうって(笑)。
ーーいやいや。そういう一面もあるでしょうけど、全部ウソってわけじゃないですよ(汗)。掲載誌が発売されたときは買いに行きました?
豊島 行きましたね~。でも恥ずかしいから裏返しにしてサッとレジに出しました(笑)。
ーー誌面を見た時はやっぱりいい気分になりました?
豊島 「いいじゃん! 思ったより可愛いじゃん!」って思いました(笑)。あとその号の表紙と私の隣のページが頓知気さきなちゃんだったんです。私、頓知気ちゃんをずっと好きだったんでアガりましたね。「ヤバい!」って。あと同時にリリースされたデジタル写真集もまたすごくよくて。特にオレンジの花が手前にうっすらと写っている白水着のカットなんて、おしゃれだし、かっこいいし、本当に感激しました。
デジタル写真集『メジャー感』(撮影/前康輔)より
ーー週プレの反響はすごかったし、デジタル写真集はグラジャパのマンスリーで一位になりました!
豊島 嬉しかったです。周りからの反応もすごくいいし、SNSのフォロワーもめちゃくちゃ増えるし、「やってよかった~」って思いました。昔は自分が目立つのは恥ずかしくて仕方なかったし、グラビアもすごくイヤでずっと断ってたのに、まさかそんな気持ちになるなんて、本当にびっくりです(笑)。
豊島心桜(とよしま・こころ)
2003年9月25日生まれ
新潟県出身 身長167㎝
特技=クラシックバレエ
○情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)のイマドキガールを卒業後、ドラマ『君が獣になる前に』(テレビ東京)、『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』(MBS/TBS)などに出演し、俳優業にも意欲的に取り組む。
公式X【@CocoroToyoshima】
公式Instagram【@cocorotoyoshima_official】
『メジャー感』 撮影/前康輔 価格/1100円 記念すべき初グラビアを収録した一冊。青空の下、ビーチで笑顔を見せるその姿は初々しくも堂々とした存在感たっぷり。ちなみにこのグラビアが撮影されたのは、20歳の誕生日目前。10代最後の姿を収めたという意味でも必見のデジタル写真集です。
取材・文/大野智己 撮影/荻原大志
記事提供元:週プレNEWS
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