話題のMAXやさしいドライバーを試打！　『G430 10K』『ZXi MAX』『BRNR ミニ』『PARADYM Ai SMOKE』は何がやさしい？

ティショットが苦手なゴルファーにオススメなのは、「飛ぶドライバーよりも断然やさしいドライバー」とギアに精通するレッスンプロ、飯沼大輔は語る。MAXやさしいドライバー23機種を試打検証してみた。

飯沼によると、やさしいドライバーは4タイプに分けられるという。上下＋左右の慣性モーメント（MOI）が1万を超える『10 K』オーバーのモデル、10Kではないが名前に『MAX』がつくモデル、クラブ長が通常よりも2インチ近く短い『短尺』モデル。そして、スライサー向けの『つかまり重視』モデルだ。

今回は23機種の中で評価の高かったモデルの試打コメントを紹介したい。プロ飯沼とアマチュアの。アマチュアの杉山雄宇図さん（46歳。平均スコア100、ヘッドスピード39m/sの月イチゴルファー。スイングは強めのカット軌道）が、それぞれの4タイプのモデルを試打してやさしさを基準に評価を付けている。

■【10Kタイプ】ピン G430 MAX 10K

プロ飯沼：「スイートエリアの広さと球の上がりやすさが抜群。できるだけフェースの開閉を抑えて打てば、打点がズレてもサイドスピンが少ない高弾道のストレートボールで飛ばせる」
アマ杉山さん：「球がネジレにくく右にも左にも曲がらないし、ヘッドが軽く感じて気持ち良く振り抜ける」

■【MAXタイプ】ダンロップ スリクソン ZXi MAX

プロ飯沼：「つかまりの良さ、球の上がりやすさ、スイートエリアの広さがハイレベル。ヘッドの重さを感じながらゆったり振れば、初・中級者でも安定して高弾道のストレート～ドローが打てる」
アマ杉山さん：「スリクソンらしいカッコ良さや打感の良さを感じるが、打つとイメージより断然やさしい」

■【短尺タイプ】テーラーメイド BRNR Mini Copper

プロ飯沼：「フックフェースでつかまりの良いヘッドと、先端が走るシャフトでやさしくドローが打てる。スライサーにも使えるし、フェースの弾きが強く打ち出しが高いので地面から直ドラも打てる」
アマ杉山さん：「打ち急ぐとつかまり過ぎて左へ。ヘッドの重さを感じてゆったり振れば真っすぐ飛ばせる」

■【つかまり重視タイプ】キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX D

プロ飯沼：「ドローバイアス設計とAIフェースで、安定してつかまる。また、フェースコントロールがしやすくシャフトもしっかりしているので、スライサーはもちろん、ドローヒッターにも使える」
アマ杉山さん：「カット軌道で振ってもメチャクチャつかまるし、スイートエリアが広く思ったより曲がらない」

まずは自分のスイングがどのタイプに合うのかを検討してから、話題のモデルを試打してみるといいだろう。

●今回試打したドライバーリスト

【10Kタイプ】
テーラーメイド Qi10 MAX
ピン G430 MAX 10K
本間ゴルフ TW767 MAX
ヤマハ インプレス ドライブスター TYPE/D

【MAXタイプ】
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX
ダンロップ スリクソン ZXi MAX
ブリヂストンゴルフ B3 MAX
プロギア RS MAX
ミズノ ST-MAX 230

【短尺タイプ】
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINI
テーラーメイド BRNR Mini Copper
キャスコ UFO AIR DD by POWER TORNADE
つるや ワンサイダー Ji＋S
ヤマハ RMX VD/M Steady Version

【つかまり重視タイプ】
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX D
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX FAST
ダンロップ ゼクシオ13
ダンロップ ゼクシオエックス
ブリヂストンゴルフ B3 MAX D
グローブライド オノフ AKA
ヨネックス EZONE GT Type-D
マジェスティゴルフ マジェスティ プレステジオ13

■試打：飯沼大輔
いいぬま・だいすけ／1978年生まれ。2015年プロ入り。正確なショットに定評があり、2017年に神奈川県オープン優勝。現在は主宰する「Accuracy Golf Studio」でインストラクターを務めている。

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