ジュード・ロウ vs アリシア・ヴィキャンデルの宮廷劇「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」
ジュード・ロウとアリシア・ヴィキャンデルが主演、「見えざる人生」のカリン・アイヌーズが監督を務め、暴君ヘンリー8世と6番目にして最後の王妃キャサリンとの攻防を描いた宮廷サバイバルスリラー「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」が、2月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。ビジュアルと予告編が到着した。
16世紀イギリスのテューダー朝。国王のヘンリー8世(ジュード・ロウ)は、5人の前妻を追放したり処刑したりと、権威のためなら容赦しない。そんな彼と望まぬ結婚をして、6番目の妻となったのがキャサリン・パー(アリシア・ヴィキャンデル)だった。
ヘンリーがイングランド国教会を設立したのに対し、キャサリンはプロテスタントの信念に基づいて血塗られた国を光ある未来に導きたいと願っていた。すると告発され、“異端の証拠探し”に巻き込まれてしまう。キャサリンは首をはねられるのか、それとも病に蝕まれた国王が先に死ぬのか、攻防が始まる──。
落馬事故によりヘンリーの脚は腐っていたという。その悪臭を再現した香水をつけるという徹底した役作りで、ジュード・ロウは撮影に臨んだ。脇役にはエディ・マーサン、サム・ライリーらが名を連ねる。映画は第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、2024年英国インディペンデント映画賞では衣装デザイン賞受賞&ヘアメイク賞ノミネート。スリリングな物語と豪華絢爛な美術、ともに注目したい。
「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」
監督:カリン・アイヌーズ
出演:アリシア・ヴィキャンデル、ジュード・ロウ、サム・ライリー、エディ・マーサン
2023年/イギリス/英語・ラテン語/120分/4Kスコープ/カラー/5.1ch
原題:FIREBRAND 日本語字幕:中沢志乃 配給:ロングライド
© Brouhaha Entertainment Limited 2023
公式サイト:https://longride.jp/firebrand/
記事提供元:キネマ旬報WEB
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