「無料だと思った」ホテル宿泊客、ヘアドライヤーやコーヒーメーカーを持ち帰る(中国)
ホテルにある個包装タイプのシャンプーなどのアメニティは無料で持ち帰ることができるが、電化製品は当然持ち帰ることは許されていない。しかし、中国のホテルで宿泊していた女性が、部屋に備え付けられていたヘアドライヤーやコーヒーメーカーを持ち帰ったことが判明した。マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』などが報じている。
台湾の旅行ブロガー、ファビアン・リーさん(Fabian Lee)は今月10日、WeChatで行われた中国のあるホテルと女性宿泊客のやり取りをFacebookに公開した。この女性はホテルにあった備品を持ち帰り、ホテル側から連絡を受けていた。
双方のやりとりは次の通りだった。
ホテル:「お客様、お部屋の飲み物をご利用されたようですが、ミニバーを使われましたか?」
女性:「はい、持ち帰りました。無料だと思っていましたので…。」
ホテル:「アルコールは有料です。すべてお持ち帰りになったのですか?」
女性:「はい、そうです。」
ホテル:「冷蔵庫の中の左側にあるワインは1本1000元(約2万1000円)になります。」
女性:「そうだったんですね。ではホテルから請求書を送ってください。」
女性は、ホテルの質問に正直に「持ち帰った」と答えており、それらを全て無料だと勘違いしていたようだ。しかし、持ち帰ったものはそれだけではなかった。
ホテル:「あの…他に何かお持ち帰りになりましたか?」
女性:「それだけです。」
ホテル:「ヘアドライヤーがなくなったと報告がありまして…。」
女性:「これのことですか? 無料じゃないの? 持って帰ってきちゃいました。」
女性は持ち帰ったヘアドライヤーの写真を送り、「無料だと思っていました」と説明した。さらに、女性はミニバーにあったコーヒーメーカーまで持ち帰り、すでに友人にプレゼントしたことを明かした。
その後、ホテルは女性に電話番号を尋ね、女性はこれに応じた。
ファビアンさんは投稿を通じて次のように呼びかけた。
「ホテルから持ち帰れるものとそうでないものを、きちんと確認しましょう。特にミニバーに置かれているものについては、有料か無料かを必ずフロントで確認してください。」
なお、過去には愛知県のホテルで、中国人観光客がトイレのリモコン付き便座を持ち帰り、警察に通報された事例もある。
画像は『國際航空旅遊顧問 法比安 Facebook「住飯店請不要把Dyson跟咖啡機帶回家…」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
記事提供元:テックインサイト
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