無形文化遺産を体験する旅 酒蔵を訪れて各地の伝統的酒造りを知る
日本の「伝統的酒造り」が12月5日、ユネスコ無形文化遺産に登録された。国内では、「能楽」「結城紬」「和食」など土地の歴史や生活風習などに密接に関わる口承による伝統、芸能、社会的慣習などが登録されており、「伝統的酒造り」は23件目。そこで、酒造りの背景や歴史を知ることができる旅を星野リゾート(長野県軽井沢町)が企画している。同社が運営する「磐梯山温泉ホテル」「界 玉造」「星のや沖縄」「界 霧島」の宿泊客向けに、日本の伝統的酒造りを学ぶ旅を提供。 各ホテルの地域にある会津や島根の日本酒、沖縄の泡盛、鹿児島の焼酎の酒蔵をそれぞれ訪れ、杜氏(とうじ)や蔵人の技を知り、味わう旅だ。
酒造りが最盛期の酒蔵を訪れ、酒造りの背景や歴史を学び、精米歩合により味わいの異なる酒の飲み比べをしたり、酒造りには欠かせない上質な水が生まれるメカニズムを知り、受け継がれる醸造家の技に触れるガイドツアーに参加したりするなど、その地域の特徴的な酒造りに触れることができる。
例えば磐梯山温泉ホテル(福島県)では、日本有数の酒処である会津の日本酒を気軽に楽しく体験できる「あいづ日本酒よっぱら滞在」(2025年1月25日~2月24日)。日本酒セラーとおすすめの日本酒を備えた特別な客室に泊まり、地元の酒蔵から認定を受けた名人の「熱燗(かん)講座」で自分の好みの傾向を知り、熱かんの飲み比べを楽しめる。翌日はスタッフと会津若松市内をめぐる「よっぱら酒さんぽ」を実施。全国熱燗コンテストで金賞受賞経験のある地元酒蔵の見学ができる。1日1組限定で、料金は1 泊 4万9500 円~(2人 1 室利用時 1人あたり、税・サービス料込み)。公式サイトで 7日前までに要予約。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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