渥美拓馬が「YouTuber引退」を宣言 YouTubeは「圧倒的下降トレンド」
12月1日、釣りYouTuberの「渥美拓馬」(登録者数53万人)が「YouTuberを引退します」と題する動画を公開しました。
YouTuber引退を宣言
渥美は冒頭で、
今後ね、YouTubeでもっと有名になるために頑張ろうとか、登録者増やしていこうとか、そういう気持ちは微塵もありませんし、今後そういう活動をしていく予定はありません
と宣言しました。そもそも、特に才能があるわけでもない自分に、登録者が50万人もいるのがおかしいと話す渥美。YouTubeを始めたときは、まだ収益化の仕組みもなく、趣味として楽しんでいたところ、YouTubeがどんどん人気になり、「きまぐれクック」(登録者数1250万人)など仲間にも恵まれ、「たまたま運が良く、いろんな良いことが重なって今の僕がいる」と謙遜します。
そんな渥美にとって転機となったのは、2019年に急性前骨髄球性白血病を発症し、9カ月にわたって入院生活を送った経験だったようです。
好きなことを好きなときに、好きなだけしていたい
発症したのは海外に発つ前日だったといい、飛行機に乗っていれば死んでいた可能性もあったと振り返る渥美。現在も通院を続けているという渥美は、この経験で「自分の体が資本の活動って本当に危険なんだな」だと感じたのこと。それまでは各地を飛び回って週2~3本投稿していたのが、「このまま同じ活動をし続けたら絶対ダメだな」と思ったそうです。
最近では数カ月投稿がストップすることもある渥美ですが、そうした気持ちの変化があり、投稿頻度が徐々に低下していったいいます。
そんな渥美の現在の目標は、「好きなことを好きなときに、好きなだけしていたい」というもの。そのためにまず釣具会社を立ち上げたといい、自分が欲しい商品を作るために3D CADも習得したそうです。これ以外に、現在は投資にも注力しており、市場が閉まる土日が「嫌で嫌で」というほどハマっている様子。会社と投資により、今は「YouTubeの収益がゼロでも何にも問題ない状況まで持ってこれたんですよ」と明かします。
YouTubeは「圧倒的下降トレンド」
一方でYouTubeについて渥美は、「全体の活気が落ちてきてる」ことを「ひしひしと感じてる」と語ります。YouTubeが5~6年前のような活気を取り戻すことは「ないです」と断言し、自分のような「一般ピーポー」は「淘汰されていく時代がもう来てるんですよね」とコメント。そんな「圧倒的下降トレンド」のYouTubeに注力するのは「理にかなっていない」と持論を述べます。
大人が大金持ちになるには投資か起業しかないと述べると、「そっちに尽力していくほうが僕は賢いかなっていうふうにやっぱり思って」と打ち明けました。
自身のSNSに記載していた「YouTuber」という肩書を消し、「趣味:釣り」に変えたという渥美。今後、登録者や収益を目標にして動画を投稿することはしないと宣言すると、「自分が興味出たときしか動画は撮らないとかいうふうになるんじゃないかな」と語り、大変な中で無理して投稿することは「絶対ない」と断言しました。
釣りに関しては、ヒットシーンを動画に収めると30倍楽しくなるといい、投稿をやめることはないようですが、「どうなるかは僕にも読めない」とのこと。「人生は1回切り」だとして、「体が元気なうちに興味があることや、好きなことをやっていきたい」と語っていました。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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