燕三条から世界に発信する本格的クラフトツーリズム 「世界にひとつだけの包丁づくりツアー」など、ものづくり体験を提供
新潟県燕三条地域でローカルガイドツアーの企画・運営を行う「Kraft」(新潟県三条市)は、築85年、広さ900平方メートルを超える巨大な空き蔵を拠点としたものづくり体験を提供するクラフトツーリズム「KRaft Tour(クラフトツアー)」の提供を、12月1日(日)にスタートする。
日本有数の「ものづくりのまち」として有名な新潟県燕三条エリア。刃物や作業工具、洋食器など、その品質の高さから海外でも高い評価を得ている一方で、後継者不足などから工場の数が減少しており、まちのアイデンティティーが失われてしまいかねない状況に直面している。KRaftは、日本が誇る燕三条の技術や歴史を未来に継承するため、「ガイドブックに載っていない、一点ものの旅」をコンセプトに、ものづくり体験と地域資源をかけ合わせたクラフトツアーの提供をスタートすることになった。
ツアーの拠点となるのは、旧三条物産の土蔵。個性豊かな職人から直接、伝統技術を学び、自分の名前を刻んだ世界に一つだけの包丁や鉄フライパンを一から造る本格的なものづくりを体験したり、高性能バッテリーを搭載したe-Bikeで工場や町並みを散策したりするサイクルツアーなど、全部で4つのコンテンツを提供する。普段は入れない歴史ある町工場や地元の人が通うローカルスポットなど、地元出身のツアーガイドだからこそ案内できるオーダーメードのプライベートツアーで、燕三条の人々のリアルな生活を体験できる。
4つのツアーコンテンツは、「世界にひとつだけの包丁づくりツアー」「世界にひとつだけのフライパンづくりツアー」「町工場(まちこうば)ホッピングツアー」「ものづくりサイクリングツアー」で、通年開催(冬季は天候により移動手段に変更あり)。JR燕三条駅からの送迎サービスを行う。問い合わせ・予約は、電話:070-3961-3607(9時~18時)、またはKRaftホームページから。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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