168cmの長い手足を生かして平均250y超! 伊藤真利奈は左腕を走らせて体の正面で打つ
マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーは2週前の最終戦をもって今季の全日程が終了。ダイヤモンドの原石たちは荒削りながらも高い飛ばしの技術を持つ。その中でも伊藤真利奈のドライバーは平均250ヤード以上とネクヒロ屈指の飛距離を誇る。その長い手足を生かしたスイングを、プロコーチの石井忍が解説する。
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いつでも動き出せそうなアドレスがいいですね。スイング全体を通して見ると、足の使い方が上手い選手です。バックスイングでは右足の斜めの角度が変わらず、軸を保っています。そしてダウンスイングでは右足の蹴りを使ってボールをしっかり押せている。
手足が長い選手はトップでは少し左ヒジが緩んでルーズになりやすい。その左腕をダウンスイングで体から剥がして走らせていく『外旋』の動きにより、体の正面でフェースがスクエアに返ってきます。
ボールを左カカト内側に置き、ビハインド・ザ・ボールでアッパーにボールをとらえるのも飛距離が出る要素です。
■伊藤真利奈
いとう・まりな/1999年2月生まれ、北海道出身。ロシア人の母を持つ98年度生まれの“黄金世代”のひとり。168センチという長身を生かした飛距離が武器で、22年から参戦しているマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーでは1勝を挙げている。
■石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行う。
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●身長154センチと小柄ながら、300ヤード以上飛ばす鈴木真緒。関連記事の【鈴木真緒は“ワイドスタンス”+“体重移動”+“ジャンプ”の3連コンボでぶっ飛ばす】では、そのダイナミックなスイングを、プロコーチの石井忍が解説している。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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