全米は「運よく優勝できた」 笹生優花が短いオフで見据えるもの
<CMEグループ・ツアー選手権 最終日◇24日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>
6月の「全米女子オープン」で大会2勝目を飾った笹生優花。今シーズンを締めくくる最終戦では、最終日に1イーグル・2バーディ・1ボギーの「69」をマークした。トータル2アンダー・49位タイ。「いい思い出がたくさん作れたし、いい一年だった」と振り返ったが、今週は悔しそうな表情を何度も浮かべた。
インからスタートして14番パー5でバーディ。3日間いずれもバーディとしていた17番パー5ではイーグルを奪った。ただ、「今週(良かったところ)はそこだけですかね」とキッパリ。それでも同組の畑岡奈紗、モリヤ・ジュタヌガーン(タイ)と笑顔で会話する姿も見られた。「良いところも良くないところもあったけど、楽しくゴルフができたので良かった」と2024年ラストラウンドを振り返った。
全米優勝については「運よく優勝できた」と表現するが、今年の目標のひとつでもある“ケガなくシーズンを終えること”は無事に達成した様子。来年に向けては「今年と変わらず、オフもケガせず、体に気を付けて頑張りたい」と見据えている。
今季は22試合に出場して予選通過は15試合。トップ10入りは優勝した全米を含めて3回だった。来季の自身初戦は過去2年間の優勝者のみが出場できる「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(1月30日開幕)になる予定。「焦ることはないです。ほぼオフがないようなものなので、ゆっくり休んで準備をしていきたい」。そして米国で予定されている自身のジュニアイベント参加に向けて、足早にコースを後にした。(文・笠井あかり)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。