テイラー・スウィフトの恋人トラヴィス・ケルシー、自宅を狙った空き巣犯に南米犯罪組織が関与した可能性が浮上
米歌手テイラー・スウィフトの恋人でNFL選手のトラヴィス・ケルシーの自宅が空き巣被害に遭った件について、警察が南米の犯罪組織の関与を捜査していると伝えられた。トラヴィスの自宅が被害に遭った前日には、彼のチームメイトであるパトリック・マホームズの自宅が不法侵入に遭った。さらに今月には、NBAのミルウォーキー・バックスに所属するボビー・ポーティスの自宅も空き巣被害に遭うなど、似た手口の事件が立て続けに起きている。
NFLのカンザスシティ・チーフスに所属するトラヴィス・ケルシー(35)のカンザス州リーウッドに所有する自宅が、現地時間10月7日に空き巣被害に遭った。当時のトラヴィスは試合に出場しており、恋人テイラー・スウィフト(34)も試合会場に駆けつけていた。
警察の報告書によると、犯人は当日午後7時半過ぎにトラヴィスの自宅に侵入し、裏口のドアを破損して、現金2万ドル(約310万円)を盗んだ。
この前日には、トラヴィスのチームメイトであるパトリック・マホームズ(29)が、米ミズーリ州ベルトンに所有する自宅が不法侵入されていた。
さらに現地時間11月2日には、NBAのミルウォーキー・バックスに所属するボビー・ポーティス(29)が、米ウィスコンシン州リバー・ヒルズにある自宅に空き巣が侵入した。ボビーはその時、クリーブランド・キャバリアーズとの試合に出場中だった。
ボビーは現地時間7日、自身のSNSに動画を公開し「自宅から大切なものがほとんど盗まれた」と語り、盗品の回収に繋がる情報をくれた人には4万ドル(約620万円)の報奨金を支払うと述べた。
先週、米メディア『FOX 4』は、空き巣が別の高級住宅に侵入し、50万ドル(約7730万円)以上の価値がある宝飾品を盗んだ時の動画を公開した。
一連の事件の犯人はいまだ逃走中だが、複数の情報筋は米メディアの取材に対して、これらの事件の背後には南米の犯罪組織が関与している可能性があると示唆した。
警備専門家のマイク・バルビエリ氏は『FOX 4 Kansas City』に対し、「これは計画的な犯罪であり、地元の質屋に出入りするような人物の仕業とは思えません」と述べ、このように続けた。
「もし、スポーツ選手や裕福なCEOといった特定の人物を狙うとしたら、その人物について知りたいことは何でもネット上で調べることができるのです。」
さらにマイク氏は、犯罪組織は犯行の数週間前から情報収集の準備をしており、ターゲットとなる豪邸で仕事をした恐れもあると説明した。
「最近、自宅の工事をした後に空き巣に入られたのなら、そこから非常に興味深い結論を導き出すことができます。現場にいた人間が、顧客の個人情報を売っている可能性があるからです。」
また、事件の捜査状況に詳しい複数の警察関係者は米メディア『ABC News』の取材に応じ、今回の事件と南米の犯罪組織の関連を調べていると語った。
一方で別の情報筋は、こういった捜査は今回の不法侵入事件を解決するため、捜査当局がこの手段を追求しているに過ぎないと注意を促した。
リーウッド警察は『ABC News』と『FOX 4』の問い合わせに対し、「当局は未解決事件に関するコメントは控える」と述べ、こう続けた。
「我々の捜査機関はすべての手がかりを追跡し、未解決の事件を解決するために被害者と緊密に協力しています。リーウッド警察は、我々が奉仕する市民のために献身し、リーウッド市がカンザス州で最も安全な都市の一つであり続けるよう、たゆまぬ努力を続けていきます。」
画像は『Travis Kelce Instagram「You gotta enjoy the madness」』『Brittany Mahomes Instagram「Happy Halloween」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
記事提供元:テックインサイト
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